【/aʊ/】 は大きい「ア」から緩い「ゥ」へ滑らかに移行する「アゥ」に近い音 強母音・二重母音・長母音

    目次

    二重母音/aʊ/の音を聴いてみよう

    /aʊ/のように連続する母音を二重母音といいます。
    母音が2つあるのではなく、連続する1つの音と捉えます。

    カタカナでは「アウ」と書きますが、「ア~ォ」の方が英語の音に近いです。

    例えば

    cloudは「クラウド」と書きますが、実際は「kラ~ォd」です。
    (/k/や/d/はカタカナで表記できないのでそのまま発音記号を使用しました)

    howは「ハウ」と書きますが、実際は「ハ~ォ」。

    allowは「アロウ」と読み間違いが多いですが、実際は「アラ~ォ」です。

    発音記号 /əˈlaʊ/ で分かるように、/ʊ/はウとオの中間音なので「ウ」というよりは緩い「オ」に聴こえます。

    /aʊ/の読み方

    口の形:   /a/ は日本語のアの1.5倍口を開ける「ア」
    /ʊ/ は唇を緩く丸めてウとオの中間的な音を出す

    筋肉:     /a/ は口を大きく開ける際に顎の筋肉を使う
    /ʊ/ は弛緩させるので筋肉は使わない

    舌の位置: /a/ は舌尖が下前歯の裏に付く
    /ʊ/ は後舌の軽い盛り上がりがある

    音色:    /a/ から /ʊ/ へ流れるように「ア~ォ」と発音する
    /a/ は強く長め、
    /ʊ/ は弱く短く、但し相手に伝わるレベルで明瞭に。

    数値で表すと /a/ : /ʊ/ = 1.5 : 0.5 くらいの長さ

    /aʊ/の名称と分類

    名称: 特にナシ

    分類: 二重母音 (diphthong)

    /aʊ/を含む単語

    【注意点】

    ●スペルと発音記号の関係: 上段=スペル、下段=発音記号を照合しましょう。

    ●1マス1音節: 例えばlockdownは2マスあるので2音節となります。

    ●ストレスの位置: 文字サイズが大きいマスを強く読みます。

    found /faʊnd/ 1音節

    スペル found
    発音記号 faʊnd


    英語に近い音:ファ~オnd

    カタカナ読み:ファウンド

    cloud /klaʊd/ 1音節

    スペル cloud
    発音記号 klaʊd


    英語に近い音: kラ~ォd

    カタカナ読み: クラウド

    how /haʊ/ 1音節

    スペル how
    発音記号 haʊ


    英語に近い音: ハ~ォ
    カタカナ読み :ハウ

    allow /əˈlaʊ/   2音節

    スペル a llow
    発音記号 ə laʊ

    英語に近い音: アラ~ォ
    カタカナ読み:アロウ

    lockdown /ˈlɑːkdaʊn/ 2音節

    スペル lock down
    発音記号 lɑːk daʊn


    英語に近い音: ラーkダ~ォn

    カタカナ読み: ロックダウン

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