【/ɑɚ/】 は大きい「ア」から/ɚ/に滑らかに移行する1つの音 R性二重母音・強母音・長母音

    この記事の執筆者

    執筆者:エレナ

    英検1級。英語の発音矯正講師として、延べ5,000人以上にオンラインで
    発音を軸に、文法や英会話も含めて「伝わる英語」を指導。

    メキシコで生まれ、スペイン・フランス・日本で育つ。
    ワーキングホリデーでオーストラリアに滞在。
    バックパッカーとして中国からインドまでアジア各地を周遊。
    日本企業の駐在員として、アメリカ・イギリス・中国で勤務した経験を持つ。

    目次

    R性二重母音/ɑɚ/の音を聴いてみよう

    ✅R性二重母音はアメリカ英語特有の音

    ✅1音節中で/ɑɚ/のように母音が2連続する音素を「R性二重母音」という

    ✅/ɑ/と/ɚ/を個別に捉えるのではなく、/ɑɚ/を1つの音と捉える

    ✅/ɑɚ/に於ける/ɚ/は、/ɑ/から/r/に滑かに融合し最終的に/r/で終わる音である

    ✅辞書によって /ɑɚ/ /ɑːr/ /ɑr/のように表記が異なる

    ✅以下、同じ単語で複数のオンライン辞書(アメリカ英語)を比較してみた

    辞書 card start alarm
    Weblio /kάɚd/ /stάɚt/ /əlάɚm/
    Cambridge /kɑːrd/ /stɑːrt/ /əˈlɑːrm/
    Oxford /kɑːrd/ /stɑːrt/ /əˈlɑːrm/
    Longman /kɑːrd/ /stɑːrt/ /əˈlɑːrm/


    ✅つまり /ɑɚ/= /ɑːr/=/ɑr/ということになるが、かなりばらつきがある

    ✅検討の結果、本サイトでは/ɑɚ/を採用することにする。

    【理由】
    ①二重母音は、1音節に2つの母音が含まれる見解から本サイトでも/ɚ/を採用した。子音/r/は半母音という特性から、/ɚ/をR性母音と見做すことができる。

    こんなややこしいことになっているかというと、辞書の発行元がそれぞれの基準で発音記号を使用しているからなんです。

    でも、それじゃぁ学習者としては分かり難いですよね?

    そうなんです。この問題をどのように解決するかというと【使う辞書を決める】ということです。それに関する記事は別途書くのでお楽しみに(^^♪

    /ɑɚ/の発音方法

    ✅ /ɑ/はアの2倍の口を開けると舌の位置は低くなり、滑らかに舌全体を持ち上げながら舌尖を歯茎に向かって少し立ててると自然に/ɚ/の音になる。

    ✅ このとき舌尖が歯茎に触れてはいけない

    ✅ /ɑ/を強く、/ɚ/は脱力音。この2つの音を滑らかに融合する過程が1音

    /ɑɚ/を含む単語

    【注意点】

    ●スペルと発音記号の関係: 上段=スペル、下段=発音記号を照合しましょう。

    ●1マス1音節: 例えばsergeantは2マスあるので2音節となります。

    ●ストレスの位置: 文字サイズが大きいマスを強く読みます。

    1音節 star /stɑɚ/

    スペル star
    発音記号 stɑɚ

    1音節 heart /hɑɚt/

    スペル heart
    発音記号 hɑɚt

    2音節 sergeant /ˈsɑɚdʒənt/

    スペル ser geant
    発音記号 sɑɚ dʒənt

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