英単語の音節と強勢を明らかにするシリーズ [Volunteer]

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英単語は「音節」と「強勢の位置」を間違うと伝わらないことが多い

カタカナになっている単語ほど、日本語の音節と強勢の位置が染みついているので正しい発音ができない傾向にありますが、volunteerはその良い例だと思います。今日、受講生のMIさんからアメリカ留学中にvolunteerが通じなかったというお話しを伺い、とても興味深かったので記事にまとめてみました。

スペルで「音節」と「強勢の位置」は分からないので発音記号を手掛かりにしよう

 Cambridge Dictionaryで volunteerという単語を引くと発音記号が表示されています。
私のレッスンではアメリカ英語を使っているので US の発音記号を参照します。
分かりやすいように大きいサイズで見てみましょう。

/ˌvɑː.lənˈtɪr/

先ずは発音記号を使って一般的な「音節境界」を見つけます。

第一強勢記号も「音節境界」になります

音節境界にハイフンを入れて音の塊を見やすくします

文字サイズを変えて「第一強勢」「第二強勢」「無強勢」を分かりやすくします

文字のサイズに合わせて図形で音の強弱(長短)を表します

いきなり発音ではなく、円形の大小(長短)に合わせてリズムの練習をします

円形に発音記号を入れてリズムに合わせて発音しましょう

それぞれの丸の中に、先ほど分けた発音記号を入れてターン・タ・ターンのリズムに合わせて、
声の大きさや長さにも調整して発音してみましょう。

3つの音節を融合させて滑らかに発音できたら完成。できましたか?

volunteer

発音記号を見ないでもスペルだけで音節・強勢・音素を正しく発音できるように「できるまで」練習しましょう。

殆どの辞書は「スペル」に音声境界を表記している

vol・un・teer

このようにスペルに音節境界を表記している辞書が多いのですが、音節の切れ目が分かっても強勢と音素が分かりません。
せっかくなので、音節・強勢・音素の全てが把握できる「発音記号」で調べるようにしたいですね。発音記号に音節境界を表記している辞書はCambridge Dictionaryがベストです。是非使ってみましょう。

音節とは何か?を詳しく解説しているサイト内リンクも合わせてお読みください

音節の概念を理解することが、後のリスニング力やスピーキング力の上達を左右するほど重要です。

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音節内の構造パターンが数多くあることを知り、音節単位で発音ができるように習慣づけましょう。

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