
英検1級。英語の発音矯正講師として延べ5,000人以上にオンラインで「伝わる英語の発音」を教える。メキシコで生まれ、スペイン・フランス・日本で過ごす。ワーキングホリデーでオーストラリアで働く。バックパッカーとして中国からインドまで周遊。日本企業の駐在員としてアメリカ・イギリス・中国で働いた経験あり。
英検1級。英語の発音矯正講師として延べ5,000人以上にオンラインで「伝わる英語の発音」を教える。メキシコで生まれ、スペイン・フランス・日本で過ごす。ワーキングホリデーでオーストラリアで働く。バックパッカーとして中国からインドまで周遊。日本企業の駐在員としてアメリカ・イギリス・中国で働いた経験あり。
カタカナだからといって、 全ての語源が英語というわけではありません。文部科学省の文化庁によると「外来語」 はカタカナで表記することになっています。 英語以外にも、フランス語、ポルトガル語、オランダ語など様々な外国語がカタカナで表されているというわけです。ところが場合によっては日本語もカタカナで表記されることがあるので、外来語だと思ってしまうケースもあります。 と、いうわけで、 本当にあった面白いお話しをご一読ください。
30年前、オーストラリアで衝撃的な体験をしました。日本人の友人がスーパーマーケットでダンボール箱を貰いに行った時のこと、オーストラリア人の店員に “May I have a ダンボール box?” と何度言っても伝わらず、”ダンボール”を英語らしく発音しても店員は首をかしげるばかり。仕方なく、現物を店員の目の前に持ってきて初めて分かって貰えたのを一部始終目撃したのです。
当時は私もダンボールに相当する英語を知らなかったので辞書で引いて「cardboard box」 だと分かりました。更に驚いたことはダンボールの「ダン」は日本語の「段」ではありませんか! ではボールは何かというと boardの語末の/d/が聴こえなかった明治時代の人が「ボール」と発音したのが始まりだそうです。段ボールはつまり日本語と聞き間違い英語の組み合わせということで、カタカナ表記だからといって全てが外来語でもないという場合もある良い例ですね(笑)
これは発音の問題ではなく、そもそも正しい表現を知らないとどうにもならないということです。語源が英語でないものを和製英語と呼ぶわけにいかないので「カタカナ語」と題しました。どんなに長く英語を勉強していても、カタカナで書いてあると、つい英語だと思ってそのまま使いたくなるものです。自戒の念を込めてこの一覧表を作成しますが、ひいては読者様のお役に立てると幸いです。
下記の画像をクリックすると和製英語一覧ページが表示されます。