4音節語:音節が4つある単語
本記事で取り上げた単語は全て4音節なので、母音が4つあります。
前にも書きましたがスペルで母音を数えてはいけませんよ!
見るべきは発音記号です。
子音と区別し易いように母音を赤色にしましたのでその数を数えてみてくださいね。
1音節語以外は全て「境界記号」と「強勢記号」が現れる
1音節語は、音節が1つしかないので境界も強勢記号もありません。
2つ以上音節がある単語は、音節の境界記号と強勢記号が現れます。
この記事の単語は全て4音節語なので、4つの音節をどこで区切るのか、そして、どの音節を強く読むのか、ということ説明しています。
単語は文の基本単位です。
初期段階で相手に伝わる発音を身に付けましょう。
音節の境界を示すドット(黒丸)
例えば /ˌɪn.fɚˈmeɪ.ʃən/ の中の /ɪn/ と /fɚ/ の間に . がありますが、これが音節の境界です。 4つの音節に区分されていることを確認しましょう。
強勢記号(アクセント記号)
例えば /ˌɪn.fɚˈmeɪ.ʃən/ の /ˈmeɪ/ の左肩にあるアポストロフィが強勢記号で、この音節を最も強く読む、という意味の第1強勢記号です。
4音節語以上になると /ˌɪn/ のように左下にアポストロフィが現れますが、この音節を2番目に強く読む、という意味の第2強勢の記号です。 第2強勢については、それほど気にしなくても大丈夫です。 第1強勢さえ守っていれば通じます。
ザックリですが、第1強勢を強形、それ以外を弱形として発音しましょう。
【強形】自分が思う3倍以上大きな声で明瞭に、比較的ゆっくりと
【弱形】小さな声でテキトゥに、比較的速く
センテンスの原点である単語を適切に発音することから始めましょう
単語の発音が不適切だと、センテンス単位でも当然通じません。
発音と言っても発音記号(音素)が読めるだけでは不十分です。
音素+音節+強勢の基礎3点セットが揃って初めて「発音ができる」と言えるので、しっかりと基礎を身に付けてください。
1音節ごとに手を叩く練習をしてください
音節の切れ目を見付けて、音節ごとに手を叩く練習をしましょう。
本記事に掲載した単語は全て4音節なので4回手を叩くことになります。
1回手を叩く間にその音節に含まれる音素を一気に発音する練習をしてください。
カタカナ英語から脱却するために有効な練習方法です。
日本語と違い、音節のパターンが多数あるので組み合わせは驚くほど多数あります。ここで紹介するのはその一部です。
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音節の基本形
日本語の音節基本形:CV (少し例外ありますが殆ど基本形CVです)
英語の音節基本形: CVC (CVC以外に実に様々なパターンがあります)
母音=Vowelの頭文字 ”V” と表記しました。
子音=Consonantの頭文字 “C” と表記しました。
VC+CV+CV+CVC のパターン
スペル | 発音記号 | 品詞 | 強形/弱形 |
alternative | /ɑːlˈtɝː.nə.t̬ɪv/ | 形容詞 | 強形 |
impossible | /ɪmˈpɑː.sə.bəl/ | 形容詞 | 強形 |
information | /ˌɪn.fɚˈmeɪ.ʃən/ | 名詞 | 強形 |
VC+V+CVC+CVC のパターン
スペル | 発音記号 | 品詞 | 強形/弱形 |
education | /ˌedʒ.əˈkeɪ.ʃən/ | 名詞 | 強形 |
elevation | /ˌel.əˈveɪ.ʃən/ | 名詞 | 強形 |
animation | /ˌæn.əˈmeɪ.ʃən/ | 名詞 | 強形 |
CV+CVC+CV+CVC のパターン
スペル | 発音記号 | 品詞 | 強形/弱形 |
relaxation | /ˌriː.lækˈseɪ.ʃən/ | 名詞 | 強形 |
republican | /rəˈpʌb.lɪ.kən/ | 名詞 | 強形 |
meticulous | /məˈtɪk.jə.ləs/ | 形容詞 | 強形 |
CVC+V+CV+CVC のパターン
スペル | 発音記号 | 品詞 | 強形/弱形 |
generation | /ˌdʒen.əˈreɪ.ʃən/ | 名詞 | 強形 |
reservation | /ˌrez.ɚˈveɪ.ʃən/ | 名詞 | 強形 |
separation | /ˌsep.əˈreɪ.ʃən/ | 名詞 | 強形 |
V+CVC+V+CV のパターン
スペル | 発音記号 | 品詞 | 強形/弱形 |
America | /əˈmer.ɪ.kə/ | 名詞 | 強形 |
anatomy | /əˈnæt̬.ə.mi/ | 名詞 | 強形 |
academy | /əˈkæd.ə.mi/ | 名詞 | 強形 |
発音矯正をする目的
ところで何のために発音矯正をしているのか、考えたことありますか?
恐らく殆どの方は「自分の発音が相手に一発で通じてほしい」という切実な気持ちからでしょう。
だから「発音が習得できたら英会話に挑戦しよう!」と思うのはもっともな考え方です。
でも、発音が習得できるのっていつですか? もしかして遠い未来のことを考えていませんか? それではいつまでたっても英会話ができるようにはなりません。
実は英語って最初から完璧に話す必要はないんです。
25分レッスンの中で1つのフレーズでも聴き取れたらOK、単語が1つでも通じたらOK!くらいの気軽な気持ちで取り組めば、歩みは遅いですが徐々に話せるようになるんですよ。
例えばこの記事で学んだ発音ができるようになったら早速ネイティブキャンプのオンラインレッスンで試してみませんか? まずは無料トライアルで英語を話す面白さを体験してみましょう。