教材「スティーブジョブズ」で発音矯正 発音記号の「簡略表記」と「精密表記」の違いを学びました

    本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。

    この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール

    イニシャルSEさん
    性別女性
    年代50代
    職業ナレーター
    もっと詳しいプロフィール記事下をご覧ください
    目次

    流暢さの土台は(単語ごとの発音・連結・抑揚)

    SEさん

    今日の課題文は教材「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」P.24の「So, I think it’s gonna make a big difference」でした。

    いつものようにMicrosoft Wordで3回音声認識をします。

    1回目が終わったところで「もう少し速度を上げるよう」アドバイスを受けました。

    結果、3回とも100%正しく文字化されており、Elena先生からは「早くなっても音が崩れていなかった」と言って頂き嬉しかったです。

    長い文を速く読むのはまだ難しいですが、短い文から一歩ずつ土台を積み重ねることの大切さを実感しました。

    講師Elena

    SEさん 

    いつもレッスン受講と、感想文のご提出有難うございます。

    今回の課題文は短く簡単な単語で構成されています。

    このような文でこそネイティブと同じ速度で
    読めるまで挑戦してみましょう。

    といっても、いきなり加速するのではなく、
    以下の土台ができていることが前提です。

    ①単語1つでの発音が正確にできる
    ②2語間の連結が適切にできる
    ③自然なリズムと抑揚が適切につけられる

    SEさんは「So, I think it’s gonna make a big difference」の
    文に於いて、上記の①②③が完成されていたからこそ加速
    しても音が崩れなかったということなんですよね😊

    新しい文に出逢ったらいきなり加速ではなく、先ずは
    「低速で正確に読めること」を確認してくださいね。 

    音声変化を含む発音は「精密表記」で表現することを学びました

    SEさん

    今日、新しく取り組んだ課題文は「This $1,299 product is faster than the fastest Pentium II you can buy.」でした。

    何時もの手順として先ずは音声認識を3回。1,299で苦戦しましたが、最終的に改善することができました。

    次のステップは単語間の音声変化の分析です。

    一般的に単語末の子音は「弱化する」ことを見直し練習しました。

    その他にtwelve (/twelv/)で/w/の口の構えを怠らないことや、
    dollars(/ˈdɑː.lɚz/)の/ɑː/は口の奥を開け、後舌母音であることを意識しするようご指摘いただきました。


    また、原音のネイティブ音声はproductとisの間にわずから空白があるので連結が起こっていない点や、is faster (/ɪs//fæstɚ/)の単語間では後者の音が無声音/f/なので有声の/z/よりも無声の/s/になっていたこともわかりました。


    言い難い音素が連続するとき、ネイティブは無意識に音声変換しているようですが、私はこのような分析のお陰で発見し学びが多いです。


    最後にPentiumは/ˈpen.tiəm/と書かれているのにアメリカ英語では/t/が発音されていないので、これはtの概念としての簡略表記であり、発音通りだと精密表記[peniəm]になることを説明して下さいました。

    今日もありがとうございました。

    講師Elena

    アラビア数字は、見ると理解できるのですが、
    発音しようとすると戸惑うことがありますよね?

    2023年9月27日のレッスン感想文に1,299の読み方について
    触れましたので、こちらもご参照ください。

    https://elena-english.com/feedback-se-practice-advanced-23sep27/

    最近はGoogle Spreadsheetの左に語末の音素、
    右に語頭の音素を入力し、音声変化のパターンを自分の
    力で分析をしていただき、レッスンで答え合わせをする
    ようにしていますが、徐々に理解が深まっていらっしゃるようで
    大変嬉しく思います!

    音声変化のパターンは以下の4種類しかないので、一旦
    分かってしまえばそれほど難しくないと思います。

    ①V+V
    ②C+C
    ③V+C
    ④C+V

    発音記号の「簡略表記」については、実際にその通りに
    発音していないと感じることが多いですよね?

    音声を聴くと、Pentium /ˈpen.tiəm/の/t/は脱落しているので
    聴こえませんよね?

    このような音は、簡略表記だけでは表現できないので
    精密表記[peniəm]で表現するのです。

    精密表記についても徐々に知識の幅を広げていくと
    今まで見えなかった世界が見えてくるので楽しいですよね?

    「聴こえない音」に焦点を当てると、発音だけでなく、
    リスニング力がぐんぐんついてくるのでお楽しみに♪

    本レッスンで使った教材は「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」です。
    生声CDと英語のスクリプトと対訳もついているので英語を学ぶ教材としてオススメです!

    受講生SEさんの詳しいプロフィール

    20年前より参加している映画祭イベントでは毎年海外からゲストを迎え、話す機会がありつつ英会話力の未熟さを痛感。数々の英語教材を購入してみるも向上は感じられずに停滞。そんな中2015年ドーハで開催された映画祭サミットに日本代表として参加でき、やはりもっと自由に交流を楽しみたい!と意欲が再燃。そのころにはオンラインでの英会話スクールが色々出始めていて外国人講師との生きた会話や毎日英語を口にする重要性を体感。そして次に韓国の映画祭では審査員として参加するも自分の発音に確信がなく、「正しい発音」を習得したいと思っていたタイミングで出逢ったのがElena先生の発音矯正(2019,1~)です。その時も今も変わらぬ目標は、また海外の映画祭に参加してみたいですし、英語を使って色んな方との交流を深めていきたい!です。

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