本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。
この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール
イニシャル | SEさん |
性別 | 女性 |
年代 | 50代 |
職業 | ナレーター |
もっと詳しいプロフィール | 記事下をご覧ください |
out andで「Glottal T→/ə/」の発音方法を習得しました
今回レッスン初めのスモールトークでは、時制に対する表現が確認出来ました。
「〇〇の2日前」を「2 days ago,」と話し始め、Elena先生を混乱させてしまい、その場合は「prior to」を使うべきとのアドバイスをいただきました。
またレッスン後「時間」に関してはカジュアルに「before」を使って「2 days before 〇〇」と言えることもわかりました。
教材「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」においては、まず課題文P24「You can go out and buy a 400-megaherts Pentium II, and this thing smokes it.」の音読を確認していただき「go out and」の「out」の語末の/t/をもっと緩めて滑らかに繋げるように…と。
ネイティブ音声が「呑込むように」発音しているのを真似ようとしましたが、逆にブチッと切れ不自然になっていた箇所をクリアにしてから、
P24文頭から通して読んでみました。
その結果、以下のようなアドバイスを受けました。
①「one」/wʌn/の語頭が「ゥオ」になっていたけど「ゥア」である→/w/の口構えへの意識はあったが、後続の母音/ʌ/の意識が欠けていた。
②「iMac」は「i」も「Mac」も同じくらいの強さで言うようにアドバイスを受けました。
冒頭からここまでの音声認識は自習にてクリアしていたので、今日は次の課題文に進みました。
SEさん
いつもレッスン受講と、感想文のご提出有難うございます。
いつも自習をしっかりとされているので、驚異的に上達されて
いらっしゃいますね!
私のレッスンは発音が中心ですが、英語で会話をするためには
もちろん語彙や文法も必要です。
ですから「①発音②語彙③文法」の3点セットをベースに、
外国人との英会話は別途行っていただいておりますが、
実際に実行されている点が素晴らしいです😊
外国人との英会話では、当レッスンで学んだセンテンスを
部分的に使っていただくのが上達への近道です。
例えば「You can go out and buy ….」という部分は日常会話で
十分使えますよね?
その時「out and」の/t/をGlottal Tで発音し、滑らかに/ə/に繋ぐよう
意識することでだんだんと、以下のような単語での/t→ə/の
繋ぎもできるようになりますよ。
◆bought and
◆market and
◆melt and
今回、/t→ə/の/t/をGlottal Tで練習していただいた理由は、
ネイティブの音声に合わせたからです。
Flap Tや、通常の/t/を使う人も居ますので、
どんな種類の/t/でも使えるようになるといいですね!
cool の/u/ と look の/ʊ/ は異なる音だと再確認しました
今日の課題文は「and so it’s amazing. And…and and the markets never had a consumer product this powerful and…and this cool looking」でした。
まず宿題「2単語間での音声変化」の確認をしていただき、以下のようなアドバイスを受けました。
◆語末の「t’s」(tとsが並んでいる時)、発音表記は/ts/と捉えること。
◆また語末の「l」と語頭の「l」の繋がりは同化ではなく、語末の「l」の弱化であることも見直せました。
◆「powerful」/ˈpaʊ.ɚ.fəl/の二重母音aʊは早くてもしっかり口を動かす
◆「market’s」 /ˈmɑːr.kɪt/はkの直前で/r/を発音すること
◆「cool-looking」の/uː/は唇をしっかり丸め突き出す!
◆「looking」語頭の/ʊ/はウとオの中間音で、/u/との違いを意識する!
などポイントやコツを学びました。
先ずは発音のコツを掴んでから、ネイティブのテンションも真似て、
「入魂」できるよう、速度0.3から1.0まで段階的にRepeatingと、Overlappingの練習します!
そしてこの課題文にある「this」は「こんなに」「これぼど」など程度を示す副詞として使われていることも丁寧に説明していただきました。
今まで「this」を副詞として使いこなせていなかったので、自分の英会話でも使えるように心がけたいと思います。
今日もありがとうございました。
最近は2語間の音声変化を分析するチカラが随分と
ついてきましたね!
上記でも書きましたが、音声変化のパターンは1種類以上ある
場合がありますが、当レッスンではネイティブ音声を良く聴いて
聴こえた音を分析していただいております。
同じ話者が同じ音素の並びで別の音声変化を使うことも
良くあることです。
/t→ə/という音素の並びを例に挙げると、/t/を以下のどれで
発音するかはその人次第、ということになります。
◆ 無破裂の/t/
◆ 両サイドが有声音のばあいという条件の下でFlap T
◆ 破裂する通常の/t/
◆ Glottal T
こんな沢山の発音方法をしっておく必要があるかというと、
答えは「ある」ですね。どうしてかというとリスニングの時に
役に立つからです。
自分は1種類の/t/で対応するとしても、相手はどの種類の/t/を
使うかは予測ができないからです。
同じ/t/なのに発音方法が異なると知っておかないと、わずかに
音が異なるだけで別の単語だと聴きとってしまう恐れもありますよね?
本当は知っている単語なのに、こんな小さいことで聞き違えて
意思疎通ができないなんて勿体ないことです。
同じ単語なのに1語での発音と、文中での発音が異なる理由は音素の並びにより音声変化が生じるからだということを理解し、願わくばご自身でも
どのような音声変化でも発音ができるようになれば鬼に金棒ですね!
Good luck!!
本レッスンで使った教材は「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」です。
生声CDと英語のスクリプトと対訳もついているので英語を学ぶ教材としてオススメです!
20年前より参加している映画祭イベントでは毎年海外からゲストを迎え、話す機会がありつつ英会話力の未熟さを痛感。数々の英語教材を購入してみるも向上は感じられずに停滞。そんな中2015年ドーハで開催された映画祭サミットに日本代表として参加でき、やはりもっと自由に交流を楽しみたい!と意欲が再燃。そのころにはオンラインでの英会話スクールが色々出始めていて外国人講師との生きた会話や毎日英語を口にする重要性を体感。そして次に韓国の映画祭では審査員として参加するも自分の発音に確信がなく、「正しい発音」を習得したいと思っていたタイミングで出逢ったのがElena先生の発音矯正(2019,1~)です。その時も今も変わらぬ目標は、また海外の映画祭に参加してみたいですし、英語を使って色んな方との交流を深めていきたい!です。