教材「Steve Jobs」で発音矯正 音声変化(連結・脱落・同化)を瞬時に聴き分ける能力はリスニングをする上で必須だと分かりました

    この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール

    イニシャルSEさん
    性別女性
    年代50代
    職業ナレーター
    もっと詳しいプロフィール記事下をご覧ください

    本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。

    目次

    音声変化(連結・脱落・同化)は話者の自由意志で起こるものだと分かりました

    SEさん

    今日の課題文は教材「CNNが振り返るジョブズの功績」
    End of an EraのP.18から:

    Google’s Android owes a great debt to Apple’s iPhone,
    because suddenly, carriers that didn’t have the iPhone,
    like Verizon and T-Mobile and Sprint, were looking
    for alternatives, looking for new ways to get exciting
    smartphones on the market.


    前回の宿題は、上記の課題文の音声変化(連結・脱落など)を
    自分の力で分析することでした。そして、今日はその結果を
    Elena先生に確認していただいた内容を以下の通り記載します。


    「Verizon and」と「T-mobile and」(子音+子音)で
    連結すると判断しましたが、実際にネイティブ音声を聴き直すと
    連結していないことがわかりました。


    音声変化の法則通りに発音されていないこともあるので、
    ネイティブの音声を良く観察すること、また聴き分けられる
    感覚を養うようElena先生から教示いただきました。

    講師Elena

    SEさん 

    いつもレッスン受講と、感想文のご提出有難うございます。


    自分の力で分析をしていただくと、色々と勉強になりますね!


    英語話者が必ずしも音声変化の法則(連結や脱落など)に
    則っているわけではないことが明らかになりましたね?


    音声変化の法則は「基本ルール」として知識を身に付けて
    おいていただきたいのですが、音声変化をさせるかどうかは
    話者の自由なんです。


    1人の話者がある箇所では音声変化をさせ、他の箇所では
    音声変化をさせなかったりするので、どの部分で音声変化が
    起こるかは予測不能です。


    だからこそ、どんな発音でも相手の音を正確にキャッチ
    できるよう、様々な聴こえ方をマスターしておく必要が
    あるんですよ。


    できればSEさんも自由自在に音を操れるようになって
    いただきたいと思います😊

    発音の分析をするにはIPA(国際音声記号)の知識が不可欠だと分かりました

    SEさん

    この分析結果を踏まえて音声認識をした結果、NGとなった箇所の自己分析およびElena先生からのアドバイスを明記します。


    ①owes(/oʊz/)であるべきところがalways (/ˈɑːl.weɪz/)に・・・動画で振り返ると、語頭o部分が長く二重母音が間延びしていたため誤認識されてしまったのでは?と思いました。


    ②debt(/dεt/)がdate(/deɪt/)となってしまっていたのは、短母音εが長く二重母音のように口も動いてしまったことが原因かと。


    ③were(/wɚ/)がwe’re(/wɪr/)に。ここでは口を横に引きつつ、もう少しア寄りに発音するようアドバイスをいただきました。


    また弱形であることを意識し直したところ、were と表記されました。このように、いかに適切な長さや強さが大切であるか理解しました。


    またP18全文の音声認識(3回目)をしたところ、①theが抜けた②throwをthrewと読み間違える③look atをlook likeと繋げ、言い直す。


    ④have( /hæv/)がof(/ɑːv/)に・・・æを言うべく舌のポジションが曖昧だった。


    NGは上記4つに減りましたが、やはり直近練習した後半の方がスムーズで、前半部分ではぎこちなさがありました。


    そしてcreateは二重母音を意識し過ぎて切れてしまっていたので繋げるよう再練習し、resalt ofはFlap Tを「ろ」ではなく「ど」に寄せるようご指摘頂きました。


    それは頭では「ど」と言っているつもりでも口の中で舌が丸まっていたのが原因かと思いました。


    次回までに今日の課題含め再度P18の分析を振り返りたいと思います。
    今日もありがとうございました。

    講師Elena

    少しずつ自己分析する力がついてきていらっしゃいますね!


    SEさんは発音記号の基礎を学んでいらっしゃるので、
    NGとなった単語の発音記号と狙った単語の発音記号を
    並べて比較するだけでピンポイントで原因が突き止める
    ことができますね。素晴らしい進歩です!!


    母音の大きな特徴として以下の2点を押さえておけば、
    今後の指標になるかと思います。


    ★二重母音は「口を動かさなければいけない」
    ★単母音(短母音・長母音)は「口を動かしてはいけない」


    音素に関してはSounds Americanのリンクを貼っておきます。
    https://soundsamerican.net/


    アニメーションですがTomさんの口の形と音声を照合して
    いただければかなり参考になりますのでフル活用してくださいね♪


    Rome wasn’t built in a day.(ローマは1日にして成らず)を
    信条にコツコツと練習を積み重ねましょう p(^^)q

    受講生SEさんの詳しいプロフィール

    20年前より参加している映画祭イベントでは毎年海外からゲストを迎え、話す機会がありつつ英会話力の未熟さを痛感。数々の英語教材を購入してみるも向上は感じられずに停滞。そんな中2015年ドーハで開催された映画祭サミットに日本代表として参加でき、やはりもっと自由に交流を楽しみたい!と意欲が再燃。そのころにはオンラインでの英会話スクールが色々出始めていて外国人講師との生きた会話や毎日英語を口にする重要性を体感。そして次に韓国の映画祭では審査員として参加するも自分の発音に確信がなく、「正しい発音」を習得したいと思っていたタイミングで出逢ったのがElena先生の発音矯正(2019,1~)です。その時も今も変わらぬ目標は、また海外の映画祭に参加してみたいですし、英語を使って色んな方との交流を深めていきたい!です。

    本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。

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