教材「Steve Jobs」で発音矯正 自分の力で音声変化(連結・脱落・同化・Flap T)の分析ができるようになりました

    この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール

    イニシャルSEさん
    性別女性
    年代50代
    職業ナレーター
    もっと詳しいプロフィール記事下をご覧ください

    本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。

    目次

    自分の力で連結や脱落など、音声変化の分析ができるようになりました

    SEさん

    前回のレッスンでは、以下の課題文の前半をElena先生が分析してくださったので、後半は宿題となりました。

    そして、今回は私が自分で分析した結果を確認するところからスタートしました。

    The other thing that happened as a result of apple coming on the scene is that it really created a competitive environment for mobile phones that had never existed before.

    音声変化の4つのパターン(母音+子音、子音+母音、母音+母音、子音+子音)がどこでどのように起こるのか、をElena先生とともに細かく見ていきました。

    後半8箇所の分析結果を報告すると、自分の力でここまでできたことを褒めてくださり、とても嬉しかったです。

    ただ、まだ文字を見たら分析できるレベルです。

    Elena先生によると「文字の助けを借りず、音声を聴いた瞬間に分析が出来るようになることが最終目標」そして「この力はまさに会話に直結する」とのことでした。

    会話はListeningとSpeakingで成り立ちます。
    以下のように①と②を同時に行ってこそ会話が成立する、そして発音矯正トレーニングはSpeakingの②に焦点を当てているのだ、と説明してくださりとてもわかりやすかったです。


    【Listening】
    ①音声を正確にキャッチする
    ②音声を理解する

    【speaking】
    ①脳内で瞬時に英作文をする
    ②上記の英文を音声で相手に伝える

    今後は瞬発力を意識して鍛えていこうと思います。

    講師Elena

    SEさん 

    いつもレッスン受講と、感想文のご提出有難うございます。

    前回の宿題から「自分の力で音声変化の分析」をしていただくことになりましたが、とても良くできていらっしゃいましたね!

    今は文字を見たら分析ができる段階ですが、音を聴いたら瞬時に分析ができるようになっていただきたいな、と思っています。

    どうして分析が必要か気になりますよね?

    その理由は、単語(音節)の繋ぎ目で変化する音声こそが会話で必要な要素だからです。

    単語は1語ならば全部聴こえるように明瞭に発音されますが、文中では1語ずつ明瞭に発音されない、つまり音声変化が起こる、という事実に向き合う必要がありますよね? 

    「発音矯正トレーニングを受ける目的」は音声変化に焦点を当て、自分が発した音声が相手に通じるようになることですが、実は相乗効果で相手が発した音声も聴き取れるようになります。

    その理由は、自分の発音が相手の発音に近づくからなんです。
    当然といえば当然のことですが、言うは易く行うは難しです。

    音素・音節・強勢レベルから始めて、連結・脱落・同化という音声変化へと段階的にコツコツとトレーニングを積み重ねてこられたSEさんだからこそ、ネイティブ発音に近づくことができていらっしゃるのですよ。

    英語の強弱リズムとは、「高低」だけでなく「緩急」も含まれると分かりました

    SEさん

    いざ音読をすると「緩=強形部分は大きい声でゆっくり発音する」部分が欠けてしまっていました。

    滑らかに繋げることしか頭になく、音の「緩急」も付けるよう言われていたことに意識を向けられていなかったからです。

    緩急の他にElena先生から以下のようなアドバイスを頂きました。

    ①coming on ではngが/n/に聴こえたので「/ŋ/ンガ」と鼻に抜く事。
    ②as a は弱形で連結するので短く「アザ」と意識すること。
    ③really の/l/が/r/寄りにブレていることがあるため、/l/を正確に1語で正しく発音練習して、そのあと前後に1語、更に1語と単語数を増やしながら繋げても崩れなくなるまで練習すること。

    さらに破裂音の/p/の呼気の強さには3段階あり、Appleの/p/のように弱レベルであっても吐く息は日本語よりやや強いという破裂音のポイントを再確認出来ました。

    上記を踏まえ、次回に向け音節毎の強弱の「強」や発音そのものをしっかり練習したいと思います。


    今日もありがとうございました。

    講師Elena

    音の高低や緩急に加え、音素レベルの/l/や/r/、連結や脱落などの音声変化・・・こんなに沢山の事を同時に行うのはもはや曲芸レベルと言えます(;^_^A

    ですが、トレーニングすれば最終的に英語の音声を正しく相手に伝えられるようになるし、相手の音声を正確にキャッチすることもできるようになるんですよ😊

    そして、このようなトレーニングの最終目的は日本語を話すように英語で会話する、ということです。

    そのためには以下のようにListeningとSpeakingの双方のプロセスが必要で、どれが抜けても会話は成立しません。

    【Listening】
    ①音声を正確にキャッチする
    ②音声を理解する

    【speaking】
    ①脳内で瞬時に英作文をする
    ②上記の英文を音声で相手に伝える

    私の発音矯正トレーニングは、Speakingの②に焦点を当てていますが、発音上達のためには緻密に聴く力(Listening①)が問われます。そして、その力を磨いていけば瞬時に音声変化が聴き取れるようになります。

    結果としてSpeaking②とListeningの①が同時に習得できますから、一石二鳥ですよね✨

    Listeningの②とSpeakingの①については語彙力と文法力が必須ですが、独学が可能です。

    語彙については、直近50回の語彙力診断の平均が6000語ですから次は7000語を目標に頑張りましょう。

    文法は高校卒業レベルの文法書を1冊、徹底的に使い込んで理解を深めてください。

    SEさんの英語総合力は、右肩上がりの上達曲線を描いていますから自信を持って学習に取り組んでくださいね😊

    I’m looking forward to seeing you in our next lesson✨

    受講生SEさんの詳しいプロフィール

    20年前より参加している映画祭イベントでは毎年海外からゲストを迎え、話す機会がありつつ英会話力の未熟さを痛感。数々の英語教材を購入してみるも向上は感じられずに停滞。そんな中2015年ドーハで開催された映画祭サミットに日本代表として参加でき、やはりもっと自由に交流を楽しみたい!と意欲が再燃。そのころにはオンラインでの英会話スクールが色々出始めていて外国人講師との生きた会話や毎日英語を口にする重要性を体感。そして次に韓国の映画祭では審査員として参加するも自分の発音に確信がなく、「正しい発音」を習得したいと思っていたタイミングで出逢ったのがElena先生の発音矯正(2019,1~)です。その時も今も変わらぬ目標は、また海外の映画祭に参加してみたいですし、英語を使って色んな方との交流を深めていきたい!です。

    本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。

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