教材「Steve Jobs」で発音矯正 I’d likeの/d/→/l/の移行を顔の断面図のイラストとMRI映像で理解しマスターしました

    この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール

    イニシャルSEさん
    性別女性
    年代50代
    職業ナレーター
    もっと詳しいプロフィール記事下をご覧ください

    本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。

    目次

    省略された「’d」の力の抜き方をマスターしました

    SEさん

    先ずは前回の宿題の確認から行いました。

    ①「単語と単語の間で起こる音声変化の分析の書き出し」

    ②「残りの文の音声認識」を踏まえ、今日は最初にP22 全文音声認識にトライしてみました。

     
    Elena先生より「初読みの時よりも繋ぎが格段に良くなっている。
    そして各単語の発音も良くなっている」との感想をいただきました。


    ですが、1箇所I’d likeの「’d」が認識されていなかったので、
    再度/d/→/l/への移行を見直すことに。 

    私としては、小さな音であってもそこに/d/がある存在を意識したつもりでしたが、そもそも空白を開けずに発音するようご指摘を受けました。

    今回Sounds Americanのサイトで、動画には顔の正面からだけでなく、断面図で口の中の構造も確認できました。

    顔の断面図で「舌の位置(調音点)」「舌の形」「呼気の流れ」
    「声帯の振動(有声音)」なども確認することが出来ました。
     
    ただこちらはイラストなので、MRI映像で実際の舌の動きを照合するよう再度説明していただきました。

    様々な観点から/d/と/l/を深掘りしたことにより、呼気がせき止められる/d/と、舌の側面から息が漏れ出る/l/との違いがクリアになりました。

    そこで再度音声認識にトライすると今度は/d/→/l/で力み過ぎていた為、
    そこにチカラを入れてはいけない・・・と、指摘されました。

    「’」で省略している個所は、重要度が低いからこそ省略されているとのことですが、力加減の難しさを感じました。

    講師Elena

    SEさん 

    いつもレッスン受講と、感想文のご提出有難うございます。

    前回チェックした文ですが再確認したところ改善が必要な箇所が
    ありましたので深掘りしました。

    /d/→/l/への移行は意外と難易度が高いのですが、様々な角度から
    舌の動きを理解し、練習をしていただいたことで、最終的に
    とても自然な音が出せるようなりましたね!

    今回はI’d likeというつなぎ目でしたが、以下のとおり
    CNNの記事から他の例も挙げてみました。

    ・and live
    ・second largest
    ・world leaders

    SEさんは語末の/d/から語頭の/l/への繋ぎ目をマスターされたので、
    単語が変わっても/d/→/l/については自然体で発音できるように
    なっていると思います。

    是非試してみてくださいね!

    /ʃ/ /ʒ/ /tʃ/ /dʒ/で「朝顔形」の唇を作ることをマスターしました

    SEさん

    Macintosh(/ˈmæk.ɪn.tɑːʃ/)に関しては、「/ʃ/(エシュ)は継続音」との意識はあったものの、今回は特に/ʃ/の唇の形についてアドバイスをいただきました。

    /ʃ/を発音する際「朝顔形の唇」になるよう、わかりやすいYouTube動画を紹介してくださり、ポイントがクリアになりました。

    また本文で「Macintosh speak・・・」と 語末/ʃ/ 「朝顔形の唇」から/s/「横広の唇」へ口の形の移行も曖昧にならないようTomさんの動画でそれぞれの音素を見直しました。


    次の一文「Hello I’m Macintosh it sure is great to get out of that bag」に移り音声認識をすると文字化されました。

    ですが、get out of連結箇所で二重母音/aʊ/を意識するあまりスピードが落ちてしまったので、ここを滑らかにすることが課題に。

    練習します!

    その次「We think a lot of them are going to get into the home but we say we like to say they’re gonna get there through the garage door」の音声認識は合格でした。

    ですが、単語間を繋げることにしか気が回っていませんでした。

    Elena先生からも「音声認識が出来ていても、読むのに必死で強弱・緩急(遅い・速い)がまだ甘いです。更にネイティブ音声を聴きこんでしっかりと真似をしてきてください。」とアドバイスを受けました。

    次回に向けて頑張ります!
    今日もありがとうございました。

    講師Elena

    朝顔形の唇は/ʃ/だけではありません。
    /ʒ/ /tʃ//dʒ/も同じく朝顔を作ってくださいね!

    今回、語末の/ʃ/から語頭の/s/への移行をマスターして
    いただいたので他の単語で試してみてください。

    以下に/ʃ/→/s/の例を挙げたので口がスムーズに回るか
    どうか、実際に発音してみましょう。

    ・Jewish settlers 
    ・fresh strawberry
    ・British summer

    単独での/s/の口の形ではなく、後続の音素の口の形も
    含めてスムーズな動きを練習してくださいね。


    Where there is a will, there is a way.(為せば成る)を
    信条にコツコツと練習を積み重ねましょう p(^^)q

    受講生SEさんの詳しいプロフィール

    20年前より参加している映画祭イベントでは毎年海外からゲストを迎え、話す機会がありつつ英会話力の未熟さを痛感。数々の英語教材を購入してみるも向上は感じられずに停滞。そんな中2015年ドーハで開催された映画祭サミットに日本代表として参加でき、やはりもっと自由に交流を楽しみたい!と意欲が再燃。そのころにはオンラインでの英会話スクールが色々出始めていて外国人講師との生きた会話や毎日英語を口にする重要性を体感。そして次に韓国の映画祭では審査員として参加するも自分の発音に確信がなく、「正しい発音」を習得したいと思っていたタイミングで出逢ったのがElena先生の発音矯正(2019,1~)です。その時も今も変わらぬ目標は、また海外の映画祭に参加してみたいですし、英語を使って色んな方との交流を深めていきたい!です。

    本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。

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