教材「Steve Jobs」で発音矯正 緻密な「リピーティング」と「オーバーラッピング」が最強の口慣らし戦術

    この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール

    イニシャルSEさん
    性別女性
    年代50代
    職業ナレーター
    もっと詳しいプロフィール記事下をご覧ください

    本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。

    目次

    緻密な「リピーティング」と「オーバーラッピング」が最強の口慣らし戦術

    SEさん

    今日はまず前回の1文「The strangest thing about apple is it hasn’t had a good consumer product」を音読し音声認識をしました。

    結果100%認識されました。

    そして、Elena先生からは今までの音読の中で最高レベルだったと評価を受けました。評価ポイントは以下のとおり。

    ①単語1つ1つの発音(音素・音節・強勢)
    ②単語と単語の間の連結(連結・脱落・同化)
    ③全体の流暢性(リズム・イントネーション)

    いつもの課題である「Repeating」と「Overlapping」を納得するまで
    取り組んだ成果が出せたと、私も嬉しかったです! 

    次のセンテンス「Here’s one of the best consumer brands in the world, and they haven’t had a compelling product under $2,000.」に移り、単語間の音声変化の分析について、1つずつ確認していただきました。


    まず「Here’s one」のone  /wʌn/において、文頭の/w/は日本語の「ワ」ではないことや、以下のポイントを丁寧に教えていただきました。

    ・/w/は/u/よりも口の丸めが小さい。
    ・/w/の次は必ず母音がくること
    ・次の母音に移行するまでが/w/の音なので「渡り音」や「移行音」と呼ばれる。

    音声を聴き直すと、/w/の音はそこまで強調されていませんでしたが、/w/の口の構えは普段から意識することが大切だと理解が深まりました。

    講師Elena

    SEさん 

    いつもレッスン受講と、感想文のご提出有難うございます。

    音素(母音や子音)には決まった口の形がありますので、
    個々の音素を学ぶ際は、身体で理解して定着させるために、
    大袈裟に口の形を作るようにしていただいています。

    ですが、文中で個々の音素の形を正確に作っていては
    流れるように発音することが難くなります。

    更に、強音節はしっかりと口の形を作り、弱音節では
    テキトウに、メリハリをつけながら個々の口の形を
    分かった上で、流れるように発音しましょう。

    使える英語にするためには「フレーズ単位」で英語を自分のモノにする

    SEさん

    引き続き同じ課題文「Here’s one of the best consumer brands in the world, and they haven’t had a compelling product under $2,000.」から、
    次の課題は「one of」は連結させることでしたが、こちらはスムーズにできました。

    「of the」では摩擦音/v/+摩擦音/ð/という子音の連続なので干渉するため、前の摩擦音/v/をテキトウに軽くしたり(弱化)、/v/を完全消失(脱落)させたりすることもあると学びました。

    ネイティブ音声を聴くと/v/は脱落していると分かったので、「one of the」は/wʌnəðə/となることがわかりました。

    /wʌnəðə/のように音声変化を起こした後の「音素の並び」は「CVCVCV」、つまり日本語話者にとって一番なじみのある「子音+母音」という構造になるので、発音がしやすくなりました。

    とはいえ、今まで/v/をまともに発音していた習慣が邪魔をして/v/の脱落させた形で定着するまでに何度も練習が必要でした。ですが、一旦できるようになるととても滑らかに発音できるようになりました。

    今後の目標として、実際の英会話で脱落した/v/を瞬時に聴き取れるように、また自分でも使いこなせるようになりたいと思いました。

    文法面では「one of the best consumer brands」の中にある「one of the+最上級 + 複数形・・・」というフレーズは、よく使われると教わりました。

    「I ate one of the best cakes in that shop.」という英文を即席で作ったり、CNNの英文記事でも同様のフレーズを確認しました。


    発音記号を書き出す課題では、consumer /kənˈsuː.mɚ/の文頭は/k/なのに、スペルcと書いていたことや、/u:/の「唇の突き出し」が甘くならないようご教示いただきました。


    今日確認した「Here’s one of the best consumer brands / in the world,」の単語と単語を繋ぎ、意味の塊(イントネーションユニット)ごとに、どこがPitch word(他の強形よりも更に強い単語)なのか、音節単位の強弱で考えるよう、視覚的にもわかりやすく明記してくださいました。

    強形の音節は声を大きくするだけでなく「長く」、そして弱形は声を小さくするだけでなく相当「短く」音を出すことを意識し、口が滑らかに回るようになるまで練習を重ねたいと思います。

    今日もありがとうございました。

    講師Elena

    語彙数を増やすときは単語ごとに覚えるしかありませんが、
    その単語を使えるようにするためには「フレーズ単位」で
    発音練習をしていきましょう。

    例えば今回「one of the best consumer brands」の中にある
    「one of the+最上級 + 複数形・・・」というフレーズを
    使って主語や目的語を入れ替えながら英作をするだけでなく、
    音声認識を使った発音トレーニングを行えば、文法も含めて
    強化できますよ!

    日常会話で使えそうなフレーズは貪欲に自分のモノに
    していきましょう。

    ここでいう「自分のモノにする」とは
    「①意味と文法が分かっているフレーズを②正しい発音で
    ③瞬時に口から出せること」です。

    ①②③が揃って初めて「自分のモノになった」となります
    ので全方位から学習を進めてくださいね😊

    受講生SEさんの詳しいプロフィール

    20年前より参加している映画祭イベントでは毎年海外からゲストを迎え、話す機会がありつつ英会話力の未熟さを痛感。数々の英語教材を購入してみるも向上は感じられずに停滞。そんな中2015年ドーハで開催された映画祭サミットに日本代表として参加でき、やはりもっと自由に交流を楽しみたい!と意欲が再燃。そのころにはオンラインでの英会話スクールが色々出始めていて外国人講師との生きた会話や毎日英語を口にする重要性を体感。そして次に韓国の映画祭では審査員として参加するも自分の発音に確信がなく、「正しい発音」を習得したいと思っていたタイミングで出逢ったのがElena先生の発音矯正(2019,1~)です。その時も今も変わらぬ目標は、また海外の映画祭に参加してみたいですし、英語を使って色んな方との交流を深めていきたい!です。

    本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。

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