受講感想 22.11.29 Basicコース 教材「Pronunciation」phonics(音響学)とphonetics(音声学)の違いを学びました

    この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール

    イニシャルMYさん
    性別女性
    年代60代
    職業専業主婦(元メガバンク営業)
    もっと詳しいプロフィール記事下をご覧ください
    目次

    phonicsとphoneticsの違いを学びました

    講師Elena

    MY さん、いつも発音矯正レッスンの受講有難うございます。

    MYさん

    Elena先生
    今日もレッスンありがとうございました。
    以下、受講感想文をご一読くださいませ。
    ———————————————————————————————-
    今日は、 /ei/二重母音の例外について学習しました。

    ネイティブの子供は3歳頃からフォニックスから学ぶとのことですが、発音記号を使わずに、スペルと音声のパターンを教えるそうです。


    例外はもう少し大きくなってから。その理由は、例外も同時に教えたら子供は混乱するからとのことです。


    非ネイティブの大人は、ロジックで理解できるからパターンも例外も同時に学んでも良い。更に、発音記号や発話メカニズムを専門的に学ぶ学問「フォネティクス(音声学)」を学ぶ方が良いと、教えていただきました。


    特にElena先生は、MRI画像なども使って説明してくださるので、理解しやすいです。それから、IPAの母音チャートは、口の中の地図なので印刷して、いつでも見て確認できるように壁に張りました。


    短母音/æ/ (アッシュ) が、こんなにも口を大きく開けるのだと再認識しました。

    講師Elena

    二重母音/eɪ/に対応するスペルが沢山ありますが、
    今まで学んだパターンを復習しましょうか。

    スペルが「 a子音e」の時、aを/eɪ/と読むパターン

    same /sm/
    cake  /kk/
    safe  /sf/



    スペルが「ai」の時、aを/eɪ/と読むパターン

    rain /rn/
    paid /pd/
    faith /fθ/



    スペルが「ay」の時、aを/eɪ/と読むパターン


    say  /s/
    play /pl/
    way /w/



    スペルが「eigh」の時、aを/eɪ/と読むパターン

    eight /t/
    weight /wt/
    sleigh /sl/


    ネイティブの子供は発音記号は使いません。
    単純にスペルと音の照合をするのですが、その理由は3歳頃までに既に正しい発音がある程度できているからです。


    「ある程度」と書いた理由は、実はネイティブでも/r/ができない子供は、練習していると知って衝撃を受けたことがあるからです!


    私たち日本人は、/r/だけでなく、そもそも英語の音の作り方を理解していないので、英語の音素を日本語の音素で対応しようとしてしまいます。


    音素というのは各々の母音や子音のことですが、日本語に無い音素は元より、日本語にある音素でも吐く息(呼気)のエネルギーレベルなどが全然違うので基本から学ばないといけません。


    私自身、30年ほど前に/k/から始まる単語が通じなくて悩みましたが、その理由が20年以上後に分かりました。それは呼気が弱過ぎて /g/と伝わっていたからだと。


    このような理由で、日本語のある音素だからと言って甘く見ていたらどんなに英会話を積み重ねても問題点を見出すことができないんです。


    というわけで、正しい発音ができていない非ネイティブの大人は発音記号を含むフォネティックス(音声学:音素の分類、母音・子音の音響学的分析など音のメカニズムを総合的に学ぶ大学レベルの学問)を学ぶ方が良いとご理解いただけたかと思います。

    発音記号は「口に対する指示書」であることを学びました

    MYさん

    課題のstairの音声認識をしたところ、stareと文字化されました。


    私は、この単語の意味を知らなかったのですが、Elena先生がCambridge英英辞典とWeblioを使って丁寧に教えてくださいました。


    発音のレッスンだけでなく、単語の意味や使い方も教えてくださり一石二鳥、いえいえ一石三鳥くらいです。


    英語の勉強に英英辞典は、とても良いですよ!ともおっしゃいましたので、Cambridge英英辞典で英語力UPに繋げたいと思いました。

    講師Elena

    stairは、スペルが「ai」の時、aを/eɪ/と読むパターンに当てはめれば
    /steɪr/ (すていr)となる筈ですが、これは例外なので/stɛɚ/(すてr)となります。


    「ai+r」の場合は /eɪ/(えい)ではなく、/ɛɚ/(えr)になるという例外です。


    stair /stɛɚ/と正しく発音したのに、stareと文字化されても「間違った」と早合点しないでください。stareの発音記号を調べてみると/stɛɚ/なので stairと同音異義語だと分かりましたね? 


    今後、発音学習する場合、必ず発音記号を確認する習慣をつけましょう。
    恐らく今までは新出単語を調べる時、スペルと意味確認だけで終わっていたと思います。


    今後の学習手順は以下の通りです。
    ※オンライン辞書の使用が前提です。

    ①スペルで辞書を引く 
    ②ネイティブ音声を聴く 
    ③発音記号を確認 
    ④意味を確認
    ⑤自分の発音を音声認識して正しく文字化できるまで練習する
    ⑥どうしても文字化できない時は発音記号から原因を分析して改善する
    ⑦自力でどうすることもできない時は私に質問してください

    発音記号は口に対する指示書です。
    どんな指示かというと、以下のような内容を含みますが、これは表面的なことであり、まだまだ奥が深いです。

    ①口の形(縦・横・丸・アヒル口・唇と歯を接触・両唇閉鎖など)
    ②強勢の位置(強勢の乗る音節の声量は大・乗らない音節の声量は小)
    ③母音が短母音・長母音であれば口の形を変えない
    ④母音が二重母音であれば口の形を変える
    ⑤呼気(吐く息)の強弱


    確かに発音記号を確認しても、このような内容を知らなければ暗号のようにしか見えないですよね? ですが、発音記号の意味するところを知れば独学でも正しい発音ができるようになるのです。


    どんなに単語数を増やしても、文法力を養っても、会話する際に適切な発音をしなければ相手に伝わりません。


    日本の教育は発音に触れることなくいきなり単語や文法に突入するので、適切な読み方が分からない場合カタカナ表記をしてしまいますよね?


    私も例に漏れずそうでしたが(;^_^A


    英語の音素に近い音の場合、カタカナ表記でも代用できますが、代用できない音素、例えば /θ/ を/s/で代用すると全く違う意味が伝わってしまいますから要注意です。


    既知の単語でも、間違って覚えている可能性は大いにあるので、手間を厭わずネイティブ音声と発音記号を確認することを強くお勧めします☆彡


    というわけで、適切な単語の発音を身に付ける方が、意味確認よりも先に来るような学習手順に切り替えてくださいね😊 


    そして英語の例文については英英辞典を使うことをお勧めしていますが、その理由は日本の出版社の時点に掲載されている例文は時々おかしいのがあるからです。※オーストラリア人の友人からの情報です。


    比較的簡単で分かりやすい例文は Oxford Learners Dictionary

    https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/


    硬めの例文はCambridgeDictionaryが良いです。

    https://dictionary.cambridge.org/

    Elena先生の実体験を通して仕事で使う英語も学んでいます

    MYさん

    Elena先生は、米国と英国の両国でも働かれていたので、実体験を通して様々な指導もしていただけるので、とても有益です。


    観光と仕事で使える英語は大きく異なります。


    私は、観光で使う英語しか考えていませんが、Elena先生の体験談は、心に響くものがあります。


    発音できない壁にぶち当たっても、Elena先生の忍耐強さを見習って頑張りたいと思いました。

    講師Elena

    私の海外勤務の体験談がMYさんのお役に立ててとても嬉しく思います。


    2001年~アメリカで働く前は、バックパッカーで中国からインドを一人旅(1996~)していたのですが、確かに旅行英語と仕事で使う英語はかなり違うと実感しました。


    アメリカでは借りたオフィスがあるだけで、デスクも椅子も電話も何も無いところからの立ち上げだったので、Office Depotなどで備品購入から始まったんですよね。


    普通、現地に行ったら働く環境が揃っていると思うじゃないですか?
    でも、私の場合働く環境そのものから作り上げていく必要がありました。


    中小企業の社長さんがテキトーな人で(笑)、あまり情報もなく
    Los Angelesに送り込まれた感じでしたから行ってから驚きました。


    しかも男性社員3名はほぼ話せませんでした。大学卒業したての若い女性2名は頑張って英語を使っていたけれど、問題発生時には私がサポートしていました。


    結果的に私が男性社員の日常のお世話(通訳等)までする羽目になってしまい、本当に大変でした。


    何が大変だったかというと、、、これを書き出すと長文になってしまうので、ご興味があればまた今度お伝えしますね( ´艸`)


    Thank you for taking my lesson and see you in our next class✨

    受講生MYさんの詳しいプロフィール

    海外旅行が大好きで、約2年前に銀行を退職したのをきっかけに、本格的に英語勉強に取り組もうと決意。

    大金を払い「3か月英語コーチング」を受けたが、満足した成果を得られず挫折。

    しばらくは英語を見たくなかった。

    英語学習歴は長く半世紀近くにもなるが、やったりやらなかったりの繰り返しで、いまだ初学者のままである。

    多くの失敗と挫折を経験し、発音の大切さを知る。

    カタカナ英語から脱却したくて、発音学習に取り組み始めた時に、Elena先生に出会えた。

    コロナが落ち着いたら、全て自分で手配して海外旅行をする予定だ。

    目標は、通じる綺麗な英語を話すこと!!!

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