BASIC COURSE受講感想・・・R性二重母音/ɔɚ/と/ʊɚ/を学ぶ

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    R性二重母音は日本人を悩ますRを含む音


    R性二重母音は計5種類もある上に、R性三重母音なんていうのもあるとのこと、日本人を悩ますRの入った音が多いんですね! 

    /ɔɚ/はおなじみの/ɔ/ (Open O) に軽く/ɚ/(カギ付曖昧母音)を添えて流れるように発音します。

    /ɔɚ/を含む単語は horse, sport, fourなどがあります。

    
    
    
    
    
    /ʊɚ/は /ʊ/(ウプシロン)に軽く/ɚ/(カギ付曖昧母音)を添えて流れるように発音します。

    /ʊɚ/を含む単語は poor, tour, sureなどがあります。


    /ɚ/は、 /ə/ よりも微妙に口の開きが狭く、狭目のアヒル口になります。

    /ɚ/を含む単語は teacher, survive, calendarなどがあります。

    
    
    
    
    

    学習者の混乱を招いている書籍によって異なる発音記号の表記方法


    /ɔɚ/は音素が2つあるので二重母音扱いですが、従来式の/ɔːr/を採用している場合は母音が1つ(/ɔː/のみ)なので二重母音扱いにはにはなりません。辞書によって表記が異なるので混乱しやすいのですが結果的に同じ音を表しているということを知っておくことが重要です。参考までWeblioは/ɔɚ/、Cambridgeなど他の辞書は/ɔːr/を採用しています。今回のレッスンでは二重母音扱いの/ɔɚ/を学んだためWeblioを参照しました。このレッスンを受講するまで発音本を読んだりして独学していましたが、発音記号の表記が統一されていなくて、どれを信じたらいいか分かりませんでした。

    母音と前の子音を繋げる大切さ

    horse /hˈɔɚs/

    音節の中心は母音なので/ɔɚ/が重要度①、母音の前の子音/h/の重要度が②、母音の後の子音/s/の重要度が③となります。
    単語を発音する際は音節単位に区切り、音節の中心が母音であることを意識します。

    board/bˈɔɚd/(同音異義語 bored)

    音声認識の結果 Bard /bάɚd/ と認識されてしまいました。
    先生のアドバイスによると、/ɔ/の口ができていなかったそうです。
    /b/など基本形の子音が母音の直前に来るときは、母音の口の形に合わせます。(特有の口の形がある子音の場合を除く)

    「少し大げさだけど母音良ければ全てよし」だそうです。心に留めておきます。

    door /dˈɔɚ/

    こちらは dover /ˈdroʊ.vɚ/ と認識されてしまいました。
    考えられる原因として、語頭のdを「相手に呼気が聞こえるレベルで勢いよく息を吐く」と意識した結果、
    /ɔ/に意識が向かなかったことかもしれません。
    /ɔ/から/ɚ/への音の移行が気持ち間延びしてしまい/ʊ/の後に/r/を発音したようです。
    語頭の /d/ も大切ですが音節の中心である/ɔɚ/の口の形を正しく作り、適切なスピードも大切なんですね。

    /ʊɚ/を含む単語 poor/pˈʊɚ/、tour/tˈʊɚ/

    音節の中心は母音/ʊɚ/で、直前の子音の重要度が2番目ということなので、母音の/ˈʊɚ/の母音の/ˈʊ/の口の形に合わせて
    /p/を破裂させる。 tourの場合は/ˈʊ/の口の形に合わせて/t/を破裂させてから次の音素に移行となります。 
    子音+/ˈʊ/に焦点を当てなければ、tourがtor /tɔːr/になったりして母音も子音も両者を同時に正確に発音することが
    難しく感じました。

    音声認識で見えた音の違い


    今回一つ一つの音をきちんと出そうとしたがために口の形に影響が出て、/ɔ/が/ʊ/と認識されたり、/ʊ/が/ɔ/と認識される、
    という経験をしました。音声認識で文字化すると目で見て明らかに違いが分かるので、改善ポイントがわかりやすいです。やみくもに発音練習するのではなく、発音記号を分析しピンポイントで改善できるのはいいですね。

    今日は音素の練習の他に、Elizabeth GilbertのTEDプレゼンテーション動画 を用いた発音練習もしました。センテンス単位の発音練習では、単語と単語をつなげることの難しさに直面していますが、やはり単語より一歩踏み込んだ文章単位で練習するとぐっと面白く感じます。

    いつもレッスン楽しみにしています!

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