BASIC COURSE 受講感想・・・語末の子音は伸ばさない (受講日2022年6月19日)

    この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール

    イニシャルMIさん
    性別女性
    年代30代
    職業会社員
    TOEIC・英検などのスコアTOEIC930
    もっと詳しいプロフィール記事下をご覧ください
    目次

    なぜ語末の有声子音を伸ばしてしまうのか

    今日は私の英語の話し方の癖を深堀し、なぜそうなってしまうのか理解しました。
    私は find や  should の語末の/d/に母音をつけて「ドゥ」と言ってしまう傾向があります。前々から指摘されていましたが and や but も同じように語末に「ウ」をつけています。考えながら喋っているので、間を持たせた結果、語末を伸ばしてしまっている自覚があります。でもそれ以上の理由はわかっていませんでした。

    日本語で語末の母音を伸ばすように、英語でも語末の子音に不要な母音を付けて音を伸ばしていたことが原因だと分かった!

    ですが今日、原因がわかりました。日本語で考えながら話すとき、「ですから~」とか、「え~」とか、語末の母音でのばしているからです。英語は子音で終わる単語が多いのですが、継続させてはいけない子音で音を伸ばすのではなく、母音を伸ばすことになるそうです。(/m/や/r/など、継続できる子音は伸ばせるが、そこで長くしている人はいない。)なるほど、日本語の法則をそのまま英語に適用してしまってはだめだったんですね。新しい発見です!

    音節の多い単語発音のコツ

    発音トレーニングで、5音節のenthusiastic /ɪnˌθuː.ziˈæs.tɪk/ を練習しました。音節が多ければ多いほどリズムをとるのが難しくなります。本来/ˈæs/が強勢の乗る音節なのに、/θu:/に強勢を乗せて発音してしまいました。/θu:/は第二強勢が乗るので、/ˈæs/の次に強くなりますが、ここを1番目にしてはいけなかったのですね。/θu:/は長母音なので、つい強調してしまいましたが、のリズムに乗せて練習した結果、改善することができました。

    母音と母音の間で、声が切れる問題を解決

    強勢の位置は改善できましたが、次に/zi/と/æ/の間で声がブツっと切れて不自然になる問題に直面しました。
    この問題の解決方法を教えていただきました。それは /i/と/æ/の間にy/j/を入れる (「ィヤ」を入れているように発音する)」ことです。/i/で終わる語を繋ぐときはy/j/でつなぐといいそうです。ネイティブも発音しやすいように無意識に繋ぎの音をいれているんですね!

    そういえば私がアメリカ留学したばかりの頃、In-N-Out Burgerというハンバーガー屋さんの名前が聞き取れず、何度も聞き返した覚えがあります。思えばこれが初めてのリンキングとの出会いだったかもしれません。In-N-Out は単語間のリンキングですが、まさか語中でも起こっているとは! Elena先生曰く、いきなり単語間リンキングは難しいので、段階を踏んで先ずは語中リンキングを学びましょう、とのことでした。


    「ノルマンコンクエスト」で英語がフランス語に取って代わられた歴史を知る

    そういえば、なぜ英語は同じ意味を指す異なる単語があるのだろう、と思っていましたが、今日面白いお話を聞きました。それは「1066年に起こったノルマンコンクエスト」が要因の一つだそうです。ざっくりした経緯は下記ようになります。

    • 9世紀頃   バイキングがフランスに侵略し略奪行為をするようになる。
    • 911年   当時のフランス王が侵略の停止条件としてバイキングにノルマンディ地方の自治権を与える。
    • 1066年  ノルマンディ地方のバイキング子孫ががイングランドを征服し公用語がフランス語となる。
    • 14世紀~  フランス語が徐々に廃止され英語が復活する。


    本来の英語(英語本来語)英語は1音節が大部分を占めるけれど、フランス語由来の語は2音節以上の音節数が多いそうです。まさか世界史で習ったノルマンコンクエストがこのように英語に変化をもたらしたとは思いもよりませんでした。また、フランス語に加えてゲルマン語由来の英語にギリシア語、ラテン語などがまざった結果、スペルと読み方に統一性がなくなったのも、長い歴史の中で様々な民族とのかかわりがあったからですね。

    言語の歴史を知ると、一気に英語への興味が深まりました。
    今日も楽しいレッスンありがとうございました!

    受講生MIさんの詳しいプロフィール

    中小企業の経理部員。幼少の頃よりテレビ・映画を通じアメリカに強い憧れを抱くが留学に踏み切れず、やりたいこともないまま大学卒業後は会社員・フリーターなど職を転々とする。30歳を目前にこのまま人生を後悔したくない、と思い、サンフランシスコ留学に踏み切る。英語が通じず毎日泣きながらもなんとか大学院で会計修士号を取得。帰国後も継続して英語を学んでいるものの、いまだに自身のカタカナ英語に自信が持てず、発音改善コースに申し込むことを決意。夢は、職場で流暢な英語でプレゼンをすることと、もう一度サンフランシスコを訪れてネイティブと楽しく会話をすること。

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