この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール
イニシャル | SEさん |
性別 | 女性 |
年代 | 50代 |
職業 | ナレーター |
もっと詳しいプロフィール | 記事下をご覧ください |
音声認識ソフトがスルーする音もElena先生の耳でキャッチして発音改善
今日もスモールトーク後、スティーブ・ジョブズのスピーチP82の音声認識からスタートしました。
一通り読み終えたところで、まずElena先生からtumor /ˈtuː.mɚ/ の /mɚ/ の部分が「モア」のようになっていたとのご指摘を受け、もう一度発音記号・音声・口の形を確認しました。先週も取り上げられ課題でもあったのに、その時の私は自宅学習時でNGが出ていた got a とその後に訪れる I was sedaded に気を取られ、tumor /ˈtuː.mɚ/ の長母音/ˈtuː/への意識は固定されていたものの、/mɚ/ に向けて口の形を横に戻しきれていなかった感じです。
tumor /ˈtuː.mɚ/ は突き出しのある円唇/tuː/から 、基本形(横)/mɚ/への移行
この動きがクリアに出来るようElena先生に続き何往復か練習しました。
音声認識ソフトでは、tumorと認識されていましたが、レッスン時の動画を確認するとやはり「モア」寄りになっていて、
ご指摘に納得です。いつもながらElena先生の耳は鋭い!と思いました。
曖昧母音/ə/は常に基本形ではなく、隣の音素によって若干音色が変わる!
音声認識の結果 sedaded /səˈdeɪt/が so dated と読み取られました。
前回のNGで摩擦音sがしっかり認識されず、「弱音節でも語頭の/s/はある程度,息の音を相手に聴かせてください、/eɪ/の/ɪ/をきちんと発音するように!」とのアドバイスを今度は意識し過ぎてしまい両方を変に強調してしまって2単語に分かれてしまったのではないかと…動画で見てもわかりました。
そして今回注目されたのは曖昧母音「səˈ」の方!「セ」で発音していたけれど、再度ジョブズさんを確認すると「イ」に近いと判明し、曖昧母音は隣の音素によって若干音色が変わるとの特性を他の単語の例も挙げ説明して下さいました。
最初にイギリス英語での発音記号 /sɪˈdeɪt/ を確認、UK発音は英語のオリジナルなので、/ɪ/が元々の音を「イ」寄りの音にする…ということ。そして他の例として analysis / əˈnæl.ə.sɪs /、vegetable / ˈvedʒ.tə.bəl / 等、両方とも曖昧母音が2つ含まれているけれど、それぞれ音色が異なることも確認出来ました。曖昧母音は口の開き1mmで「あいうえお」が言える!と実際やってみました。この特性はとても興味深いですが、なかなか難しそう! でも「迷ったらUKの発音記号を見つつ」曖昧母音に注目してきたいと思います!
had the と had a の違い!
もう一つのNGは had the が had that と認識された点です。
動画を見るとtheの発音後も勢い余って寸止めしてしまった感があるので「had that」になってしまったのではないかと思いました。 そこで I had the surgery. のみ抜き出しまず had the における変化1 /hæd/ /ðə/ から変化2 /hædðə/ へと/d/寸止めなので詰まる感じ=ハッダ (※ダは/ð/をカタカナで書いたもの)と説明してくださり、また「had a」とどう違うのかも表記してくださいました。 問題がクリアになり5回連続OKできたのでP82が卒業できました!
次のP84も一度音声認識しましたが、「life’s」の‘sが出ずに練習するもタイムアウト。
次回に向けて練習を重ねます。
今日もありがとうございました。
20年前より参加している映画祭イベントでは毎年海外からゲストを迎え、話す機会がありつつ英会話力の未熟さを痛感。数々の英語教材を購入してみるも向上は感じられずに停滞。そんな中2015年ドーハで開催された映画祭サミットに日本代表として参加でき、やはりもっと自由に交流を楽しみたい!と意欲が再燃。そのころにはオンラインでの英会話スクールが色々出始めていて外国人講師との生きた会話や毎日英語を口にする重要性を体感。そして次に韓国の映画祭では審査員として参加するも自分の発音に確信がなく、「正しい発音」を習得したいと思っていたタイミングで出逢ったのがElena先生の発音矯正(2019,1~)です。その時も今も変わらぬ目標は、また海外の映画祭に参加してみたいですし、英語を使って色んな方との交流を深めていきたい!です。