高校時代まで好きだった英語も社会人になると全く使わなくなり興味はあるけれど縁遠くなっていました。
最近、時間ができたので、今回の発音学習をきっかけに「本当に通じる英語」にチャレンジしてみようと
思います。
先ずは英文の音読を録音と同時に音声認識・・・緊張しました!
ひょんな事から、高校卒業以来“60年振り”に英語を学ぶことになりました。
しかも発音を!!!
教材は、日本在住のアメリカ人が書いた「日本のレストラン」についての記事。
先ずは通して音読。音声認識と録音をしながらなので緊張しました。
幸いな事にあまり難しい単語はなかったので、知らない(or 忘れている?)単語は適当に読み、意味も大まかに
掴むことができました。「大体読めた」という感覚通り、音声認識の結果8~9割正しく文字化されていました。
「大体聞き取ってくれてはいますが、これから細かく発音チェックをしていきましょう」と先生。
「先ずはI am an American who has lived in Japan since 1989. を5回 繰り返してください」
以下、音声認識の結果
1回目 I am not an American who has lived in Japan since 1989
2回目 I am an American in Japan sinks 1989
3回目 I am an American who has lived in Japan since 1989
4回目 I am an American who has lived in Japan since 1989
5回目 I am an American who has lived in Japan since 1989
6回目 I am an American who has to live with you in Japan since 1989
7回目 I am an American who has River in Japan since 1989
緊張のあまり7回も音読してしまいましたが、そのうち3回はちゃんと聞き取ってくれました。
その他はどもったり、/l/を/r/で発音してしまったことが原因でうまく認識されませんでした。
まぁまぁの出来だろうと安心していると、先生から「Americanを5回どうぞ!」と指示が。
はい!
以下、音声認識の結果
American, American, American, American, American
ちゃんと聞き取ってくれました!
と安心していると「では、ネイティブの聞いてください」と、先生が Cambridge Dictionary の
ネイティブ音声を3回再生しました。
“American American American”……
「え? 自分の発音と同じに聴こえますが・・・」と言うと
先生は「いいえ、Tさんは語末の/n/を日本語の「ン」と発音していますよ」と。
先生:検証するためにson を発音してみてください。
私:はい! son と発音したつもりが、結果はことごとく song, song, song, song, song となりました。
(え~、何故???)
先生: /n/ を日本語の 「ン」 で発音しましたよね?
私: はい、確かに!
先生: それではダメです! /n/ は 「ン」 ではありません。
私: (・・・?) 「ン」 以外に「ン」に似ている音があるんですか?
先生: 語末 の/n/ は「ンヌ」の「 ヌ」の前の音です。 それを意識してもう5回どうぞ!
私: (サヌというつもりで)son, son, son, son, son,・・・・今度はちゃんと聞き取ってくれた!!
この後、先ほどのネイティブ音声のAmerican を聞き直してみると、確かに “アメリカヌ” と聞こえた!
※日本語の「ン」で発音してもAmerican を正しく読み取ってくれたのは、
他に類似する単語が無いからだそうです。
なるほど! /n/ は 「ン」 ではなかった!
先生から「このセンテンスの中に他にも語末が /n/の単語があるでしょう?」と言われ、改めて見直すと・・・
I am an American who has lived in Japan since 1989.
数字で見ると見逃してしまうけれど 19は 文字化すると nineteen だから語末が/n/だと分かります。
でも 数字の9 は文字にすると nine のように母音 e で終わるので、ついつい語末は母音だと勘違いしてしまいます。
このような勘違いを極力避けるために、音声を発音記号と照合する習慣を付けるように、先生から言われました。
本当だ!
発音記号では /naɪn/ のとおり語末の/n/だと明らかに分かります。
こうして見ると、語末が/n/で終わる単語は多いんですね。
/n/ + 母音 の時は「連結」が起こる
音声を発音記号と照合するために早速 an American を発音記号で書き出しました。
/ən/ /əˈmer.ɪ.kən/
これを音節に分けると /ən/ /ə – ˈmer – ɪ – kən/ となりますが、分かりやすくするために先生が表に入れれくれました。
an american は2語ではなく、1語と捉えるのがコツだそうです。
表1 anの語末の/n/は第1音節にありますが。。。
第1音節 | 第2音節 | 第3音節 | 第4音節 | 第5音節 |
ən | ə | mɛr | ɪ | kən |
表2 /n/ + /ə/ が連結するので、/n/が第2音節に移動して /nə/という音に変化します
第1音節 | 第2音節 | 第3音節 | 第4音節 | 第5音節 |
ə | nə | mɛr | ɪ | kən |
表2 音節ごとに発音すると以下のようになります。
ア | ナ | メr | イ | カヌ |
ə | nə | mɛr | ɪ | kən |
ə + nə の部分は、初回から発音できていましたね、とここは褒めて貰えました(笑)
和訳は頭から直訳 (返り読み禁止)
「では、最後に和訳してください」と言われました。
「私は、1989年以来」と訳し始めたら、いきなり STOP がかかった! (なぬ?)
先生:「私はアメリカ人です。住んでいる、日本に、1989から・・・」というように英語と同じ順番で前から
訳してください。書いてある文字を読むなら時間をかけられるけど、会話の時に最後まで聴いてから訳してたら、
相手はもう次のセンテンスを話し始めているのだから、会話についていけなくなりますよ。
私:(学校では、後ろから訳せよと教えられたんだけど・・・) 「な~るほど! 会話は前から訳すべし!ですね」
初めての発音の勉強は思いもよらない発見があり、楽しいし実用的なので次のレッスンが楽しみです♪