この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール
イニシャル | SEさん |
性別 | 女性 |
年代 | 50代 |
職業 | ナレーター |
もっと詳しいプロフィール | 記事下をご覧ください |
本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。
単語間の連結はできるようになったので強弱(緩急)を付けるのが次なる目標
今日はP22全文の音声認識確認からスタートしました。
NGは1箇所「It sure is great to get out of that bag.」のtoがandと誤認識。
短めに…と思っていましたがネイティブ音声を聴き直すと割とハッキリtoと言っていたので、ぼかし過ぎないよう、練習しました。
その際、文頭 It もStop Tが弱いとIsと認識されてしまうことや文末that bagのthatは指示代名詞なので強形で読むことなどの注意点も確認しました。
その後で、先週の一文「We think a lot of them are going to get into the home but we say we like to say they’re going to get there through the garage door」を見直すことに。
ここではgarage(/ɡəˈrɑːʒ/)の強勢が甘く、のっぺらぼうのようだとのご指摘を受けました。ɑːにおける口の広さは気を付ける意識はあったのですが、強く発音する意識が欠けていたのがわかりました。
更にネイティブ音声で遅いところと早いところの緩急まで完コピ出来るよう深掘りしました。
また次の一文「People are going to bring them home over the weekend to work on something」ではまずweekend(/ˈwiːk.end/)でweek の/i:/は純粋な「イィ」なのに「エ」の音が入っていたとのご指摘を受け、Sounds Americanのサイトで口を横への引っ張る度合いや縦開き度合いを確認し、自分の甘さもわかりました。
そしてまた音が長い部分(home week work)と、短い部分(それ以外)を比較しました。
SEさん
いつもレッスン受講と、感想文のご提出有難うございます。
最近はご自身の力で単語と単語の間の音声変化(連結・脱落・同化など)を分析できるだけでなく、レッスンでトレーニングする前の段階で
音声変化をさせた発音ができるようになっていらっしゃいますね。
単語を左右に2語並べてどのような音声変化が起こっているのか
ネイティブ音声を聴きこんで分析する作業を継続することにより、
パターンが見いだせるようになります。
そのうちに、音声を聴く前から、文字を見ただけで「このような音声変化をさせるだろうな」という予測がつくようになりますし、ご自身の発音も
音声変化をさせるのが「普通」となってきますよ😊
that bagの「that」は指示代名詞ですが厳密にいうと、指示代名詞の形容詞的用法ですね。thatは名詞のbagを修飾しています。名詞を修飾できるのは形容詞ですから「指示形容詞」とも言います。
一般の文法書では「指示代名詞の形容詞的用法」という名称が一般的のようです。そしてこれは内容語なので強形で発音します。
緩急の「急」は小声で速く発音するけれどグダグダにならない匙加減が難しい
その次Sunday morning they’re not gonna be able to get their kids away from them.ではmonring(/ˈmɔːr.nɪŋ/)のR性二重母音(/ɔːr/)は
2つの音素をそれぞれ発音しなければならないのに、そこが弱いとご指摘を受け、音素毎の口の形(唇・舌・顎・呼気など)Sounds AmericanとMRI映像で確認しました。
またableは「えいぶー」ではなく「えいぼー」の方が近いこと、その後のtoはFlap Tであるともご教示いただきました。早くて短いところほど、どう発音してきるのか聞き分けにくいのですが、
Elena先生はいつもネイティブ音声を聴き瞬時に解説してくださり、とてもわかりやすいです。
今日は音読での「緩急」に注目し一文ずつ練習しましたが、最後通してみると直した箇所全部に気を配れず仕舞でしたので、もう一度見直し超速箇所もグダグダにならないよう1語での発音を保ったまま速く読む練習をします!
今日もありがとうございました。
緩急の「緩」は大きい声でゆっくり発音する箇所です。
つまりリスニングの際に「緩」は割と聴き取りが容易な部分です。
ネイティブスピーカーも「緩」の部分はハッキリ発音し、「急」の
部分はモゴモゴと発音するので聴き取りの難易度が高くなります。
聴いても分からない箇所は、つまり、私たちにとっての
発音しにくい箇所だと言うことです。
このような「急(弱)」の部分こそトレーニングを積んでネイティブとほぼ同様に発音できるようになると、同時にリスニングもできるようになるんですよ。
ネイティブ話者が私たちのためにゆっくり話してくれるのは
オンラインスクールか、日本在住の外国人くらいです。
海外に出たら”Could you speak slowly?”とお願いしても、ゆっくり話してくれないことのほうが多いです(泣)このような時のために、こちらのリスニング力を高めておく、という考え方で頑張りましょう。
今後の目標として「急」、つまり「弱形」に焦点を当てて
攻略していきましょう!
20年前より参加している映画祭イベントでは毎年海外からゲストを迎え、話す機会がありつつ英会話力の未熟さを痛感。数々の英語教材を購入してみるも向上は感じられずに停滞。そんな中2015年ドーハで開催された映画祭サミットに日本代表として参加でき、やはりもっと自由に交流を楽しみたい!と意欲が再燃。そのころにはオンラインでの英会話スクールが色々出始めていて外国人講師との生きた会話や毎日英語を口にする重要性を体感。そして次に韓国の映画祭では審査員として参加するも自分の発音に確信がなく、「正しい発音」を習得したいと思っていたタイミングで出逢ったのがElena先生の発音矯正(2019,1~)です。その時も今も変わらぬ目標は、また海外の映画祭に参加してみたいですし、英語を使って色んな方との交流を深めていきたい!です。
本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。