この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール
イニシャル | SEさん |
性別 | 女性 |
年代 | 50代 |
職業 | ナレーター |
もっと詳しいプロフィール | 記事下をご覧ください |
本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。
弱音節は「想像以上に短くする」を徹底させるよう教わりました
まずは宿題の確認から・・・。
前回最後に練習した文: I mean other people might buy other MP3 players but they throw them awayの課題は以下のとおり。
①3回連続で音声認識を合格させること
②ネイティブ音声をよく聴いて語と語の間の空白をなくすことでした。
自主練後①②ともクリアしました。
ですがElena先生に確認していただくと、otherがアザーと伸びている、と指摘がありました。
/ˈʌð.ɚ/の/ɚ/ は弱母音なのでもっと短く言うべきであること、そしてI meanも、もっともっと短く早いとご指摘を受けました。
ネイティブ音声では速度を落としてもハッキリ聞き取れないレベルなので、真似ようにもなかなか口が回りませんでした。
何度も練習するうちにその箇所だけならば出来るようになりました。
次に、全文の音声認識(3回目)をしましたが、やはりまだ以下のような改善点がありました。
・弱形を長く発音してしまう。
・theがtheirと誤認識された。
・まだレッスンを受けていない後半部分は、読むことに必死で単語を読み間違えていた。
・二重母音の口の形が正確でなかった。
・強勢の位置が違う。
SEさん
いつもレッスン受講と、感想文のご提出有難うございます。
単語は1語で発音する時と、文中では聴こえ方が異なるんですよね。
1語の時は比較的明瞭にゆっくりと聴こえますが、文中では次の単語を発音しなければならないため、弱形が本当に速くなります。
その速さは私たちの想像を遥かに超えています。
このような事実を知った上でネイティブ音声を聴き、実際の速さも含めて完全耳コピするように心掛けてくださいね^^
このような点を意識せずに聴くと、脳は自分の言い易い速度に勝手に置き換えてしまうので、発音する時も我流の速度になってしまいます。
英語は「遅い音節(強)」と「速い音節(弱)」を交互に繰り返します。
遅い分には対応可能ですが、速いと相当集中しなければ聴くことすらできません。
聴こないということは、発音できない、ということなので先ずは聴き取れるまで低速にして、速い音節の音をじっくり聴く習慣をつけてくださいね😊
目に見えない時短テクニックで、音が前倒しになる
現状は把握したところで、次の文:If you look at what people are using – they’re all using iPads or iPods.に進みました。
3回音声認識は合格したものの、更にネイティブ音声に近づけるための深掘りをすると、最初のIf youから違いが浮き彫りに。
ネイティブがどう発音しているかElena先生から解説していただきIf youはif you は i と fyouに分け発音することや、look at whatではatがほぼ聞こえない(Stop T)こと。
atの/t/で息を吐かない分、元々/t/のために確保されている場所に余剰スペースができるので、そこに/w/が入り込んでくるようなイメージとの説明はわかりやすかったです。
他にも前に出す音と後ろに引っ込める音とに物凄く落差があるということも学びました。
そしてこの感覚を養えば、例えネイティブ音声が100%聴こえなくても、聴こえない部分を感覚で音を補うことができるようになること、その秘訣はリズムにあることを教示していただき納得しました。
またお手本の音声が、原則と違う場合は、文脈によっては原則以外の発音になることもある、ということを理解したうえでネイティブの音声を真似られるように努力します。
次なる課題文はOverlappingの練習を重ね、間合いや長短、強弱を見直したいと思います。
今日もありがとうございました。
母音や子音一つ一つに対してスペースが
割り当てられていると考えると理解し易いですね?
基本の/t/は息を吐きますが、Stop Tの場合は息を無理やり
止めます。
そうすると息を吐く予定だったスペースが空きます。
空いたスペースに次の語頭の音素が入り込む、という現象が
数か所で起こると文がその分だけ短くなります。
今後は文字で確認できる省略形だけでなく、目に見えない
時短テクニックもしっかりと習得していきましょう。
I’m looking forward to seeing you in our next lesson✨
20年前より参加している映画祭イベントでは毎年海外からゲストを迎え、話す機会がありつつ英会話力の未熟さを痛感。数々の英語教材を購入してみるも向上は感じられずに停滞。そんな中2015年ドーハで開催された映画祭サミットに日本代表として参加でき、やはりもっと自由に交流を楽しみたい!と意欲が再燃。そのころにはオンラインでの英会話スクールが色々出始めていて外国人講師との生きた会話や毎日英語を口にする重要性を体感。そして次に韓国の映画祭では審査員として参加するも自分の発音に確信がなく、「正しい発音」を習得したいと思っていたタイミングで出逢ったのがElena先生の発音矯正(2019,1~)です。その時も今も変わらぬ目標は、また海外の映画祭に参加してみたいですし、英語を使って色んな方との交流を深めていきたい!です。
本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。