この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール
イニシャル | MIさん |
性別 | 女性 |
年代 | 30代 |
職業 | 会社員 |
TOEIC・英検などのスコア | TOEIC930 |
もっと詳しいプロフィール | 記事下をご覧ください |
子音クラスタ /mz/は「ムズ」ではない!
前回のレッスンで習ったテムズ川のThames /tɛmz/ を安定して出せるように宿題が出ました。
①Thamesを最初から5回 100%出せるようにする
②タターン(●●)のリズムに乗せて the Thamesx5回出す
前回のレッスンではできたのに、今回の結果は10s ,tens, the 10th などでした。
語頭の/tɛ/はできているので、問題はどうやら/mz/のようです。
先生に見ていただいたところ、次のようなご指摘をいただきました。
- 鼻音の/m/が聞こえない。
- /mz/の間に日本語のウのような音が入っている。
- /z/の時に口が丸まろうとしている。
連続子音(息が継続する限り続く音)である/m/と/z/のの間に余計な母音をいれてぶった切ってしまってはいけません。/m/は両唇閉鎖音なので、口を閉じたまま鼻から声を出さなければならないのですが、/m/は口を開けて出す音だという思い込みがあるため、つい口を開けてしまいます。/mz/は子音なのでここに母音の音はは不要なのです。また、摩擦音/z/は息が継続する限り続けられる音なので切ろうとせずにわずかに継続させます。アドバイス通りに再挑戦したところ、無事出ました!
the themes the Thames the Thames the Thames the Thames the Thames the Thames
The River Thames the River Thames the River Thames the River Thames the River Thames the River Thames the River Thames
今回の単語で子音を子音として切り分けることの難しさを痛感しました。
同時に、自分がよく英会話で使う“It seems like…”の“ms”にも同じことが言えることに気づきました。
音の連結とリズム
音の連結について教えていただきました。
自分は過去のことを話すとき、よくWhen Iを使いますが、ここを連結させるとグッと英語の音に近づけます。
日本語発音ウエンと発音するとwheng のようにに聞こえてしまうそうです。
流暢に発音するコツは、複数の単語の垣根をとっぱらって一つの塊にすること
原文 /wɛn/ /aɪ/
変化① /wɛ/ /naɪ/ ・・・/n/+/a/が連結する(子音+母音=連結)
変化② /wɛnaɪ/ ・・・・2語をドッキングさせて発音する
The Riverでも英語のリズムに乗せて言う際に、2語をドッキングさせて一つの単語みたいにして発音するという方法を学びました。そうすると、”The River” は”Deliver” という単語に聞こえてきて、リズムにのせて発音しやすくなったような気がしました。
破裂音(閉鎖音)/g/を学ぶ
その他、今日は破裂音/g/も学びました。この音は破裂音であり、閉鎖音でもあります。というのも、息を止めて(閉鎖)勢いよく吐く(破裂)の2段階踏んで出すためです。どちらの名称でよばれるかは本によってまちまちだだそうです。
/g/は/k/と調音点が同じで、ペアになる音です。違いは/k/は息だけの音(無声音)に対して/g/は/g/自体に声がついている(有声音)ということです。決して母音がついているわけではなく、子音そのものに声がついているということです。イメージ的には母音のついていない「ガッ」という音です。日本語にはすべての子音に母音がついているので理解しにくいですね。
下記、練習した単語とポイントです。
gas /ɡæs/
語頭の/g/で息は勢いよく吐くが、声が出ること吐く息の勢いが弱まるので/p//t//k/のような有気音にはならない。
bag /bæɡ/
吐く息は語頭の/b/で勢いよく、語末/g/は弱める。
Jogginh /ˈdʒɑː.ɡɪŋ/
音節は/ˈdʒɑː-ɡɪŋ/ と2つに分かれる、つまり2音節語。
第一音節/ˈdʒɑː/に強勢が乗る。/ɡɪŋ/の/ɡ/は音節頭ではあるが、弱音節なので吐く息は弱め。
英語の音を攻略するには「音節単位」で音を捉えること
音節単位で音素が出現する場所によって息の量が違い、音の質が変わります。単語単位でざっくりみるのではなく、単語を音節に分割し「音節単位」で考えます。口の形、リズムだけではなく、息の量の加減も英語の発音をつくるのに大事な要素なんですね。自然にできるように、日々練習します。
本日もどうもありがとうございました!
中小企業の経理部員。幼少の頃よりテレビ・映画を通じアメリカに強い憧れを抱くが留学に踏み切れず、やりたいこともないまま大学卒業後は会社員・フリーターなど職を転々とする。30歳を目前にこのまま人生を後悔したくない、と思い、サンフランシスコ留学に踏み切る。英語が通じず毎日泣きながらもなんとか大学院で会計修士号を取得。帰国後も継続して英語を学んでいるものの、いまだに自身のカタカナ英語に自信が持てず、発音改善コースに申し込むことを決意。夢は、職場で流暢な英語でプレゼンをすることと、もう一度サンフランシスコを訪れてネイティブと楽しく会話をすること。