英語習得は発音から!

講師Elena

Hi, I’m Elena.
発音矯正講師のエレナです。

この記事はオンライン英会話で予習・復習が不要な理由を書きます。

結論からいうと、オンライン英会話に予習・復習は不要です。その理由は、予習・復習ができていないから、という理由でレッスンを先延ばしにすると、英会話をする機会が損なわれるからです。英会話というのは耳で聴いて、口で話すことです。予習・復習をしている人の大部分が単語の意味を調べてノートに書いて黙読していますが、いくら「目」と「手」を使っても、「耳」と「口」は鍛えられません。

英会話がしたいなら「耳」と「口」を鍛えましょう

「単語の意味や発音が分からない」「文法が分からないから話せない」という理由で英会話を先延ばしにしている人は今すぐ外国人講師と英会話をしてください。

Elena

分からないのにどうやって話すの?

と思うかもしれませんが、分からないことはレッスンの中で講師に教えてもらえばいいのです。そもそも最近のオンライン英会話の教材は至れり尽くせりで日本語の意味も同時に表示されていることが多いですし、Native Campでは翻訳ソフト1クリックで日本語表示がされるようになっています。

単語・熟語・文法はレッスン中に覚えればよい

日本語表示がされるのであれば、予習は不要ですよね? つまり、いきなりレッスンしてレッスン中に覚えれば良いということです。

日本人は全般的に真面目なので「予習・復習をしなければならない」と思い込んでいる人が多いのですが、外国語習得に於いてはこれが害悪となっていることに気付けていないのも事実です。

これを機に、英会話に於いては予習・復習を切り捨てて「会話」に飛び込みましょう。

単語を覚えれられないなら何度でも同じ教材でレッスンを受ければよい

単語・熟語・文法を覚えれられないのであれば、何度も同じ教材でレッスンを受ければよいのです。

殆どの英会話レッスン受講者は、Daily Newsなど次々と新しい教材で受講しますよね?そうすると、単語などを覚えられていない不安から予習・復習に時間をかけてしまったりするのですが、それでは本末転倒です。

英会話ができるようになりたいならば、とにかく「耳」と「口」を使う時間を大量に使わないといけないので「目」と「手」使う時間を極力減らしましょう。単語が覚えられていないという不安があるのであれば、同じ教材で何度でも、覚えられるまで受講すれば良いのです。そうすれば、「耳」と「口」を使いながら教材の内容が覚えられます。

教材の内容が覚えられるまで何度でも同じ教材で英会話レッスンを受講する

同じ教材で内容が覚えられるまで何度もレッスンを受けるのが効果的だと分かっても、レッスン毎に課金される英会話スクールだと勿体ないように感じますよね? 

Elena

Native Campならばそのような悩みが解決しますよ!

何と言っても定額制ですからね。月に6,480円で無制限に受講できるなんて夢のようなサービスだと思いませんか?

私が英語初中級レベルの頃にこんなサービスがあれば迷わず利用します!

「会話」「発音」「単語」「文法」は切り分けることが大切

会話は耳と口を使うと述べましたが、単語や文法の勉強をするときも口と耳は必須です。単語や文法の勉強をするときに「目」と「手」だけしか使っていない方は要注意ですよ。普段の勉強で「目」と「手」しか使っていない人が、いきなり会話で「耳」と「口」が使えるようになるはずがありません。

では、どうすれば良いのかというと、普段から発音や文法の勉強をするときもネイティブの音声を良く聴き、できるだけ発音を真似るようにすることです。どんなに単語を知っていても、どんなに文法を知っていても、発音ができていなければ会話で通じないからです。

そんな経験をした方は沢山いらっしゃるかと思います。

言語の全ての土台になるのは「発音」です

そもそも、日本人同士が会話をするときに文字を使っていないですよね?皆さんは日本語を話すときにどうしてますか?自分が言いたいことを紙に文字を書いて相手に読んでもらって、次に相手が言いたいことを紙に書いてこちらがそれを読む、という行為をしてませんよね? これは筆談です。

会話というのは「音声」のやり取りです。ということは相手の「音声」を聴きとって、こちらからも「音声」で相手に返すという行為をする、ということになります。

では相手の音声が聴き取れないという現象をどのように解決すれば良いでしょうか? 巷で流行っている「英語聴き流し」を大量にやれば聴こえるようになるのでしょうか? 少しは聴こえるようになるかもしれませんが、聴こえない箇所というのはいつまで経っても聴こえないままです。

絡まった糸のような音を解きほぐすには「音声学」の知識が不可欠です

絡まった糸のような音は、何度聴いても解きほぐすことができないです。それは絡まった糸を解きほぐす方法を知らないからです。

先ずは、音を分解し、音の最小単位(音素)から理解する必要があります。音素が理解できたら、次に音節、次に強勢、連結、脱落、同化、Flap Tなどを理解し、どのように音が繋がったり無くなったりするのかを知れば、明快に理解できます。

上記のような音のメカニズムとロジックについては、知らなければ到達し得ない領域です。このような分野を「音声学」と言います。

音声学は音声に関する学問なので、難しそうに聴こえますが1つ1つ理解を積み重ねれば全然難しくありません。

知らないことは音声学の専門書を読むことである程度解決できます

音声学の知識がないと、大量に英語を聴き流しても聴き取れるようにはなりません。それは、音のメカニズムとロジックを知らないからです。

知らないことを知るために、どうすれば良いかというと音声学の専門書を読めば良いのです。

以下の書籍は私が愛用している音声学の専門書です。

講師Elena

この記事を書くために参考にした書籍をご紹介します。
発音をしっかりと学びたい人向けの良書です。

ですが、実を言うと、発音が得意だと思っていた自分がこの本を読んでも理解できない箇所がありました。今では全て理解できますが、当時は「初級」と銘打っているのに小難しいと感じたものです。

かといって簡単に説明してある発音の書籍を読んでも、フワっとし過ぎていて逆に理解が遠のくことも良くある話しです。発音本を何冊買いこんでも結局どれも理解が中途半端で本棚のお飾りになっている方も多いのではないでしょうか?

難しい音声学の書籍とふんわりした表面上の書籍の間を埋めるレッスン

音声学の書籍は初級でも難し過ぎるし、フワっとした表面的な発音本は分かるようで腑に落ちないという困った現状をどう解決したら良いのでしょうか?

私自身、苦労と悩みに悩んだ末に、やっと英語が話せるようになりましたので、英語学習者さまのお気持ちは痛いほどよく分かります。そんな私が悩んでいたころの自分に向けて分かりやすく説明する形で発音のメカニズムやロジックを説明させていただきます。

また、説明だけに終わらず生徒さまが「できるまで」レッスンにて実践していただきます。

「ロジック+実践=できる」を実現する英語の発音矯正レッスン

私はZoomを使ったオンラインレッスンで延べ5,000人以上の生徒さまの発音矯正指導をしてまいりました。多くの生徒様が「通じない発音」→「通じる発音」を実現されており、喜んでいただいております。

発音に関する知識を身に付けるのは時間がかかることですが、分かるまで説明をさせていただき、できるまで実践(練習)をしていただきますのでご安心ください。

講師も生徒もお互いに粘り強さがなければ到達し得ない境地というものが存在しますので、じっくりと腰を据えて取り組んでいきましょう。

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発音さえ矯正したら英会話はできますか? 答えは「No」です

Elena

英会話できないなら発音矯正しても意味なくない?

と、思う方は多いと思います。

でも、ちょっと待ってください。「通じる発音」になることと「語彙が増えること」や「文法の知識が増えること」は違いますよね? どんなに発音が良くなっても、今持っている他の知識が増えるワケではないということを理解してくださいね。

先述しましたが、発音は言語の土台であり「音声学」という1つの専門分野になり得るほど奥が深いものなのです。発音という土台を築き上げたら、その「通じる発音」を用いて単語や文法を勉強する、という考え方になります。

言語習得のピラミッドの土台は発音です

ちょっとピラミッドを想像してみてください。ピラミッドの土台に当たる部分が発音です。次に単語です。次に文法です。そして頂点に会話が君臨しています。

英語学習者の殆どがピラミッドの土台をきちんと作らないまま、その上に単語や文法や会話を積み上げているような状態なのです。土台がグラグラした状態では、その上に何を積み重ねても上手く積みあがらないのと同じです。

「発音ができない」のは「英会話ができない」と同じです

日本人の英語学習者は真面目な方が多いので一所懸命に単語を覚えて文法も覚えます。そうするとテストでは高得点が取れます。特にリスニングが無いペーパー試験で高得点を取れる方は多いでしょう。

ではリスニング問題があるTOEICではどうでしょうか?試験のリスニングはある程度過去問をしっかりやれば対応できるという側面があるので、高得点を取れる人もいます。ですが、試験では決まった範囲がありますし、受験者に正答させることが目的なのでリスニング問題の英語は標準的な発音で、さらに明瞭です。

ならば英会話ができるのではないか?と思われるかもしれませんが、実は会話はできません。その理由は「話す」練習をしていないからであり、「標準から外れた発音」で「範囲がない英語」を聴くことに慣れていないので聴き取れないからです。

話して通じない、聴いても分からない、では会話が成立しませんよね?

発音を疎かにして、単語と文法だけをねじ込んできた学習者さまの状態は以下のようなピラミッドになっています。

「テストで高得点が取れる」ことと「会話ができる」ことは違う

また、テストで高得点とれても話す際に瞬時に正しい文法を使って適切な単語を選択できるかといえば、ほぼできない方の方が多いでしょう。聴くときもカジュアルな話し方でネイティブが多用する句動詞やスラングなどを使われたらほぼ聴き取れないと思います。

テストで点数をとれるのと、実際会話で英語が使えるということはかけ離れているということを認識する必要があります。そのような状況も加味して単語と文法は△にしました。

中学・高校での学校英語は無駄ではないどころか「必須」です

ただ、テストで高得点をとっているということはそれなりの単語力と文法力があるということなので、これは必要な土台なので決して無駄にはならない点をご理解ください。

学校英語は無駄だったという意見をよく見聞きしますが、決して無駄ではありません。

学校では、文法という必要不可欠な土台を作ってもらえるのですが、それだけでは不十分だということです。つまり、更なる学習が必要なのです。

その更なる学習というのが「発音」なのです。

会話は「瞬発力」が要求される高度なスキルなので別次元で捉えましょう

発音さえできるようになれば英語がペラペラになるのか?という質問に対しては「No」です。なぜならば、発音だけができても会話の練習をしなければ話せるようにならないからです。会話というのは「瞬発力」が必要です。

オンライン英会話で、外国人講師と実際に会話する場面になっても簡単なことなのに、英語が口から出てこないことはよくあることです。それは「会話」に慣れていないからです。

紙面上のテストで4択問題から答えを選ぶことはできても会話で瞬時に適切な単語を選び、適切な文法を使い、適切な発音で音声として相手に伝えるというのは全く異なるスキルだということを先ずは認識してください。

「発音」+「会話」をやれば英会話ができるようになりますか?

「発音」+「会話」をやれば英会話ができるようになりますか?という質問に対する答えは「条件付きのYes」といえます。

どういうことかというと、発音ができることと単語や文法の知識が増えることは違うからです。例えば、いま持っている単語数が1500語で、文法レベルが中学卒業レベルだとしましょう。

そうすると単語数1500語と中学卒業レベルの範囲内での会話はできるようになる、ということです。もちろん発音矯正すれば、通じる発音になるので相手と英語で意思疎通できるようになります。

Elena

朗報ですが、発音力が上がればリスニング力も上がるので
実は発音矯正をするのは一石二鳥なんですよね!

ですが、相手に対して「すみませんが単語数1,500語と中学卒業レベルの文法の範囲で話していただけますか?とお願いすることは現実的ではありません。よっぽど訓練された英語講師でもない限り不可能です。

ということは「単語数1,500語と中学卒業レベルの文法の範囲」を超えるレベルで英語を話されたら、当然聴き取れないし、理解もできないことになりますよね?

では、自分の持てる単語力と文法力はどのようにして上げていけばよいのでしょうか?

単語力を付けるためには「短期間で大量に覚える」に限ります