教材「Steve Jobs」で発音矯正 発音矯正の目的は「相手が聴いて理解し易くするため」だとわかりました

    この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール

    イニシャルSEさん
    性別女性
    年代50代
    職業ナレーター
    もっと詳しいプロフィール記事下をご覧ください

    本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。

    目次

    自己分析する力が少しずつ養われてきているのが嬉しいです!

    SEさん

    今日の課題は教材「CNNが振り返るジョブズの功績」のP18。
    先ず、全文音声認識をしたところNGが3箇所ありました。

    ①portable→×pour over 

    ②iPods→×a pots

    ③debt→×that 

    レッスン動画を見直し自分でも検証してみました。

    ①Elena先生からはportable/ˈpɔːr.t̬ə.bəl/のFlap Tが「ら」に
    寄り過ぎなので「だ」に寄せてくださいとアドバイスを
    受けました。更に、自己分析をすると、第一音節の強勢を
    強くしていなかったため、平坦になっていたのも原因かと
    思いました。


    ②iPodsであるところa potsになっていた箇所に関しては、
    ds /dz/ は「有声音のヅ」が息だけの「無声音のツ」に
    聴こえているので声をちゃんと出すように、とご指摘を
    いただきました。

    ですが私自身の分析では/dz/をかなり意識していて、それが故、
    強勢が後ろにのってしまい1単語として認識されなかったのでは?
    と思いました。

    この直前のiPadsも認識はされていましたが、強勢の位置が
    間違っていました。


    ③debt に関しては先生の言うように、強形(長め大きい声)を
    意識しましたが、本来強い語頭の/d/が曖昧でð(th)と捉えられて
    しまったのだと思いました。

    講師Elena

    SEさん 

    いつもレッスン受講と、感想文のご提出有難うございます。


    1ページ音読して100%正しく文字化するのは至難の業ですが、
    口の形を微調整したり、声の出し方(又は声を出さない息だけの音)を
    強くしたり弱くしたりしながらだんだんと完成形に近づいてきていますね。


    少しずつ自己分析の力がついてきているのも頼もしいです!


    音声を分析するには発音記号が理解できていることが前提となりますが、SEさんは事前に母音と子音をマスターされていることが強みです。


    発音の土台は「単語」ですが、単語は母音や子音で構成されています。
    母音や子音を「音素」と呼びますが、音素とは、それ以上分解できない
    音の最小単位のことです。


    日本語ではひらがなが音素となりますが、英語では母音や子音
    が音素です。


    私たちはどのひらがなも正しく発音できると思います。それと同じ
    ように英語の母音や子音も正しく発音できてこそ単語が正確に発音
    できるようになります。


    SEさんは既に連結・脱落・同化などの音声変化や、リズム・
    イントネーションなどを含む上級レベルの学習をされていますが、
    音声認識でNGとなる部分には必ず原因があります。


    その時は、常に発音の土台となる単語、更には音素(母音・子音)に
    立ち返り更に基本を固めていきましょう😊

    発音矯正の目的は「相手が聴いて理解し易くするため」だとわかりました

    SEさん

    ここからは音声認識がされているけれど、更なる改善をした内容です。

    ①Shareは本来シェアですが「シュア」に近い発音になっていたので
    ɚ(エア)/の口になるよう練習をしました。


    ②ownの二重母音/oʊ/が弱いので唇の丸めを強化しました。


    ③result of /rɪˈzʌlt/ /əv/の連結部分の/t/がFlap Tになるが
    「ろ」より「ど」に寄せる。


    ④scene /siːn/の/iː/がセのように聞こえるのを笑顔の「イィ」に。


    ⑤Verizonの二重母音/ai/の/a/をもっと縦に開ける。


    ⑥awayの/w/の口の構えは/u/よりも小さく唇を丸めること、他。


    今回はSounds Americanのアニメ動画で音素を確認しました。


    このサイトでは各母音・子音の口の開きが数字化されていて、
    どのように変化するかもわかりやすかったです。


    上記の練習後、2度目の音声認識では速さよりも正確さを目指し
    1箇所認識されていない箇所がありましたが無事合格することが
    できました! 


    この上ない達成感でとても嬉しかったです。


    今回の見直しも踏まえて、もう少し練習して卒業の音読を録音します。


    今日もありがとうございました。

    講師Elena

    真面目に練習された結果p18卒業されました。


    おめでとうございます㊗


    ここに達するまでにたゆまぬ努力をされてきたSEさん
    だからこその結果です。


    さて、音声認識で文字化されればOK!と言いたいところ
    ですが、実は音声認識の判定には幅があります。


    例えていうと、100点満点のテストで70点以上ならば合格、
    というのと似ています。


    テストで70点ギリギリの合格と90点での合格の質が
    異なるように音声認識でも同じことが言えます。


    70点レベルで音声認識されたときの発音は、まだ
    危ういのです。裏を返せば伝わらない可能性が
    30割ある、ということです。


    70点ギリギリの発音の場合、聴き取ってもらえず
    意味が伝わらない可能性があります。


    一方、90点レベルの発音であれば、多少の訛りがあっても
    安心感を持って聴き取ってもらえるので99%の確率で
    意味が伝わります。


    相手に理解してもらえると更なる自信に繋がりますよね😊


    Rome wasn’t built in a day.(ローマは1日にして成らず)を
    信条に90点レベルの発音を目指して頑張りましょう。
    p(^^)q

    受講生SEさんの詳しいプロフィール

    20年前より参加している映画祭イベントでは毎年海外からゲストを迎え、話す機会がありつつ英会話力の未熟さを痛感。数々の英語教材を購入してみるも向上は感じられずに停滞。そんな中2015年ドーハで開催された映画祭サミットに日本代表として参加でき、やはりもっと自由に交流を楽しみたい!と意欲が再燃。そのころにはオンラインでの英会話スクールが色々出始めていて外国人講師との生きた会話や毎日英語を口にする重要性を体感。そして次に韓国の映画祭では審査員として参加するも自分の発音に確信がなく、「正しい発音」を習得したいと思っていたタイミングで出逢ったのがElena先生の発音矯正(2019,1~)です。その時も今も変わらぬ目標は、また海外の映画祭に参加してみたいですし、英語を使って色んな方との交流を深めていきたい!です。

    本レッスンは「スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン」を教材に発音矯正レッスンをしています。

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