この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール
イニシャル | MIさん |
性別 | 女性 |
年代 | 30代 |
職業 | 会社員 |
TOEIC・英検などのスコア | TOEIC930 |
もっと詳しいプロフィール | 記事下をご覧ください |
/f/は継続する音
今日は摩擦音/f/を学びました。
この音は息だけの音(無声音)です。上の歯先を下唇の少し内側(粘膜の方)に軽く接触させて息だけを押し出す音です。/m/や/z/のように、息が続く限り継続できる音になります。以下、練習した単語です。
coffee/ˈkɑː.fi/・・・コーヒーと発音しても通じない!
日本語の「コー」にあたるところは指二本が縦に入る口を大きく開ける/ɑː /の音を出します。イギリスでは/ɒ /になり、/ɑ /の口をしっかり丸めて「オ」の音を作ります。”coffee”や”hot”のように、イギリス英語では/ɒ /が、アメリカ英語では/ɑ /に変わります。アメリカでもイギリス色の強い東海岸地域では/ɒ /が使われる傾向にあるそうです。
/fi/を日本語で「ヒー」と発音しても通じない理由は「ヒー」は発音記号で書くと/hi/となり/fi/ではないことが明白ですね。
しっかりと摩擦音/f/を発音する点と、弱母音/i/は短く弱い音なので伸ばさないという点がポイントでした。
cliff/klɪf/ ・・・子音クラスタの/kl/は高速回転
ここで難しいのは/k/と/l/の子音クラスタです。素早く言わなければならないですが間延びしてしまいました。コツは、/k/と/l/を高速回転させる際に母音/ɪ/の口を先に作っておくことです。
photograph/ˈfoʊ.t̬oʊ.ɡræf/・・・全て強母音の時の強弱の付け方
この音は強勢に関するところに面白い例外がありました。第一音節に強勢がありますが、第三音節の/æ/は強母音なので、強勢が乗っていなくても第二強勢のつもりで発音します。ここまではわかるのですが、二重母音/oʊ/もまた強母音なので、このままでは強勢だらけになってしまいます。ここで、/oʊ/は例外的に少し弱めに言うことでリズムをつくります。Merriam Websterでは/ˈfō-tə-ˌgraf /と/æ/は曖昧母音で表示され、弱く発音することがわかります。
enough /əˈnʌf/
スペルeに対する発音記号は曖昧母音だが/ɪ/に近い音に聞こえます。これには理由があります。
イギリス英語では発音記号が/ɪˈnʌf/です。これはもともと/ɪ/だったのにアメリカに渡って 曖昧母音になったという経緯があります。曖昧母音/ə/は出てくる場所によって、「あいうえお」のどの音にも聴こえます。私は今まで曖昧母音で出す「い」の音と/ɪ/は区別していませんでしたが、実際には微妙に異なるそうです。(ただ、微妙な違いなので気にしなくても差し支えないそうですが。)
曖昧母音の「い」→ 曖昧母音は縦の口は広さ一ミリを崩さずに「い」と発音。笑顔の/i/にしてはいけない。/f/音以外の部分でいろいろ改善ポイントがありましたが、今日の音素で大事なポイントは「/f/は続けられる子音なので継続させる!!」です。ブツっと切らずに少し長めに出すのを心がけたいと思います。
レッスンビデオを見て復習
レッスン終了後、早速先生よりレッスンの様子の動画のリンクをいただきました。冒頭は英語でスモールトークをするのですが、そこで気づいた自分の英語の癖を記したり、先生の発音を真似したりしています。少しずつ素敵な発音に近づけるように、日々頑張ります!本日もありがとうございました。
中小企業の経理部員。幼少の頃よりテレビ・映画を通じアメリカに強い憧れを抱くが留学に踏み切れず、やりたいこともないまま大学卒業後は会社員・フリーターなど職を転々とする。30歳を目前にこのまま人生を後悔したくない、と思い、サンフランシスコ留学に踏み切る。英語が通じず毎日泣きながらもなんとか大学院で会計修士号を取得。帰国後も継続して英語を学んでいるものの、いまだに自身のカタカナ英語に自信が持てず、発音改善コースに申し込むことを決意。夢は、職場で流暢な英語でプレゼンをすることと、もう一度サンフランシスコを訪れてネイティブと楽しく会話をすること。