BASIC COURSE 受講感想・・・摩擦音/v/ を学ぶ (受講日2022年6月12日)

    この記事を書いてくださった受講生様のプロフィール

    イニシャルMIさん
    性別女性
    年代30代
    職業会社員
    TOEIC・英検などのスコアTOEIC930
    もっと詳しいプロフィール記事下をご覧ください
    目次

    摩擦音/v/は続けられる音

    今日は摩擦音/v/を学びました。この音は/f/と調音点が同じで上の歯先を下唇の少し内側(粘膜のところ)に軽く接触させて、声と息を押し出す音です。この時、口は少しだけアヒル口になります。/f/は無声音なのに対し、/v/は有声音です。こちらも摩擦音の特徴である、息が続く限り続けられる音になります。/v/は子音なので摩擦が切れた状態で曖昧母音/ə/だけで音を引っ張ってはいけません。/v/は歯先と下唇の狭い隙間から吐く息を無理やり押し出す際に摩擦が起きます。吐く息を妨害するのが子音ですが「続けられる音」と「続けられない音」に分類されます。/f//v/は前者になります。一方で、母音は吐く息の妨害がありません。

    voice/vɔɪs/

    この音は母音/ɔ/の口の準備をしてから/v/から/ɔ/へ移行させます。母音の前の子音の口の形は、母音の口の形に素早く移行するために母音の口の準備をしておくとよいそうです。

    以外と難しいdiving


    続いて、diving /ˈdaɪ.vɪŋ/を練習しました。この音はとても苦戦しました。 音声認識でほとんど”dive in” や”Die them”になってしまいました。先生が分析した結果、下記のような原因が考えられました。

    ・鼻音/ŋ/ が発音できていない:
    スペルngに該当する発音記号/ŋ/は口からではなく 鼻から声と息を吐く「ンガ」 のような軽い音。更に詳しく言えば「ンガ」の「ガ」の手前の「ン」だそうです。

    ・強勢の問題
    強勢の乗る音節/ˈdaɪ /の方を長く大きい声で発音する。/aɪ /という二つの音素があるから必然的に音が長くなる。
    上記に気をつけてもなおdiving/ˈdaɪ.vɪŋ/で認識されなかったため、さらに分析を進めました。

    ・/aɪ /は正しく認識されているのに2語として認識されているということは、音節単位の声量の問題を疑いました。強勢の乗らない第二音節をもしかしたら強く言いすぎていたのかもしれません。もう一度第二音節を短め小さい声で音声認識をしてみました。すると、、、

    Diving diving diving diving diving  


    今度はきちんと認識されました!音素を発音できていても、全ての音節を同じ強さで発音すると別の単語として認識されてしまうということが分かりました。「強勢が乗る音節は長めで大きい声、強勢が乗らない音節は短めで小さい声」です。
    強勢の乗る音節の音素は正しく認識されているのに強勢の乗らない側の音節が別の語として認識される場合は、音節毎の音の長短と声量の問題を疑えばよいのですね。

    強勢については、先週習った/f/のレッスンや、スモールトークで使った単語でもアドバイスをいただいたことを思い出しました。強勢の位置はenough/əˈnʌf/の /ˈnʌf/ Experiences /ɪkˈspɪr.i.əns/の /ˈspɪr/など。

    音節と強勢を理解したうえで、音素強化すると発音上達の加速につながる

    1音節語の場合、一般的に語頭の音素を強く語末の音素を弱く発音しますが、2音節以上の単語になるとルールが変わります。例えばにenough/əˈnʌf/は、第1音節に強勢が乗らないので、語頭の/ə/を強く発音してはダメですね。強勢ルールを今まで無視していましたが、レッスンをきっかけに意識するようになりました。

    アメリカ留学中に英語が通じず苦労しましたが、Learned the hard way ですね。失敗や苦労なくして英語は身につかないと思うので、前向きに学びます。本日もどうもありがとうございました!

    受講生MIさんの詳しいプロフィール

    中小企業の経理部員。幼少の頃よりテレビ・映画を通じアメリカに強い憧れを抱くが留学に踏み切れず、やりたいこともないまま大学卒業後は会社員・フリーターなど職を転々とする。30歳を目前にこのまま人生を後悔したくない、と思い、サンフランシスコ留学に踏み切る。英語が通じず毎日泣きながらもなんとか大学院で会計修士号を取得。帰国後も継続して英語を学んでいるものの、いまだに自身のカタカナ英語に自信が持てず、発音改善コースに申し込むことを決意。夢は、職場で流暢な英語でプレゼンをすることと、もう一度サンフランシスコを訪れてネイティブと楽しく会話をすること。

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