二重母音はどう発音するの?
二重母音とは /eɪ/ /aɪ/ /ɔɪ/ /aʊ/ /oʊ/ のような発音記号で表されますが、それぞれ以下のような読み方となります。
/eɪ/ エ~ィ (エとイではなく、連続するエ~ィという音です)
/aɪ/ ア~ィ (アとイではなく、連続するア~ィという音です)
/ɔɪ/ オ~ィ (オとイではなく、連続するオ~ィという音です)
/aʊ/ ア~ゥ (アとウではなく、連続するア~ゥという音です)
/oʊ/ オ~ゥ (オとウではなく、連続するオ~ゥという音です)
注意する点は「連続する1つの母音」と捉えること
例えば /oʊ/ オ~ゥ は、追う(オ・ウ)のように個別に読んだり、ホームの「-」のように伸ばしてはいけません。
流れるように1つの音として読む、という音は日本語に無いのでリズム感を掴むまで相当練習をする必要があります。沢山練習して二重母音に慣れましょう。
センテンスの中で二重母音を見つける作業
None of this had even a hope of any practical application in my life.
このセンテンスは Steve Jobsのスピーチからの抜粋です。
この中に3か所、二重母音があるのを見付けてください。
なんだか宝探しみたいで楽しくないですか?✨
答えは赤字の部分です。
None of this had even a hope of any practical application in my life.
どういうことか1つずつ説明しますね。
まず、発音記号をスペルの下に置き、二重母音に赤字を付けると良く分かりますね?
hope
hoʊp
ホープではなく 「ホ~ゥp」がより正確な表記となります。
application
æp.ləˈkeɪ.ʃən
アプリケーションではなく 「アプリケ~ィシユン」がより正確な表記となります。
life
laɪf
ライフではなく 「ラ~ィf」がより正確な表記となります。
カタカナ英語では通じないことが多い
例えば、こんな風に発音していませんか?
スペルでは読み方が分からないので、発音記号を書きだしましょう。そうすると二重母音が見えてきますよね?
ホーム → home /hoʊm/
ロード → road /roʊd/
ケーキ → cake /keɪk/
身近なカタカナ英語ほど危険信号 ☠
home, road, cake なんて知ってる単語だからわざわざ辞書で発音記号引くなんて馬鹿らしい、と思っている人は要注意です!
実はカタカナとして親しんでいる単語ほど落とし穴があるからなんです。もっと例を挙げると、リモート、ココア、コロナ、ゲーム・ロックダウン・プロ・スタジアム、などわんさか出てきますのでご自身で辞書で確認してみてくださいね。
発音記号を確認するにも、辞書を選ばないといけません。 国際基準の発音記号を採用している Cambridge Dictionary が信頼できるオンライン辞書なので是非以下のリンクから使って見て下さい。
カタカナ英語は思い込み英語
私達は子供のころから外来語はカタカナで読み書きしてきたので、外来語というよりもはや日本語として身体に染み込んでいるんですよね。
そんな根深い習慣を一朝一夕で英語らしい発音に変えよう!と思ってもかなり無理があります。では、どうすれば変えられるかというと、今までの習慣を逆にすれば良いということですよね?
カタカナ英語の本来の発音を常に口から出す、という習慣を付ければよいのです。
例えばホテルなら 発音記号通りに /hoʊˈtel/ ホ~ゥテ~ォ と発音する。。。など。
でもこれ、日本人同士で話しする時には逆におかしく聴こえてしまうんですよね。 だからやっぱり独り言英会話をするしかないかもしれません(笑)
と、いうことで発音記号通りに正しく発音する、というのが課題となりますが発音記号の読み方が分からない! という方は以下の発音記号一覧表で発音方法を学んでください。 沢山あるように思えますが、母音と子音合わせて50音そこそこです。
少しずつ身に付けていけば50音なんて直ぐに習得できます。問題は、実際に会話で使えるかどうかです。正しい英語の発音を習慣づけるように着実に学習継続しましょう☆彡