3音節語:音節が3つある単語
本記事で取り上げた単語は全て3音節なので、母音が3つあります。
前にも書きましたがスペルで母音を数えてはいけませんよ!
見るべきは発音記号です。
子音と区別し易いように母音を赤色にしましたのでその数を数えてみてくださいね。
2音節以上の単語には音節の境界記号と強勢記号が現れる
1音節語は、音節が1つしかないので境界記号も強勢記号もありませんでした。
2つ以上音節のある単語は、音節が複数あるので境界記号と強勢記号が現れます。
この記事の単語は全て3音節語なので、3つの音節をどこで区切るのか、そして、どの音節を強く読むのか、ということ説明しています。
単語は文の基本単位です。
初期段階で相手に伝わる発音を身に付けましょう。
音節の境界を示すドット(黒丸)
例えば /ˈmel.ə.di/ の中の melとəとdi の間に . がありますが、これが音節境界です。 /mel/が第1音節、/ə/が第2音節、/di/が第3音節となります。
強勢記号(アクセント記号)
例えば /ˈmel.ə.di/ の ˈmel の左肩にあるアポストロフィが強勢記号です。
第1音節/ˈmel/を最も強く読む、という意味です。 つまり/ˈmel/が強形、/ə/と/di/が弱形ということになります。強形と弱形の読み方は以下のとおりです。
【強形】自分が思う3倍以上大きな声で明瞭に、比較的ゆっくりと
【弱形】小さな声でテキトゥに、比較的速く
センテンスの原点である単語を適切に発音することから始めましょう
単語の発音が不適切だと、センテンス単位でも当然通じません。
発音と言っても発音記号(音素)が読めるだけでは不十分です。
音素+音節+強勢の基礎3点セットが揃って初めて「発音ができる」と言えるので、しっかりと基礎を身に付けてください。
1音節ごとに手を叩く練習をしてください
音節の切れ目を見付けて、音節ごとに手を叩く練習をしましょう。
本記事に掲載した単語は全て3音節なので3回手を叩くことになります。
1回手を叩く間にその音節に含まれる音素を一気に発音する練習をしてください。
カタカナ英語から脱却するために有効な練習方法です。
日本語と違い、音節のパターンが多数あるので組み合わせは驚くほど多数あります。ここで紹介するのはその一部です。
音節の基本形
日本語の音節基本形:CV (少し例外ありますが殆ど基本形CVです)
英語の音節基本形: CVC (CVC以外に実に様々なパターンがあります)
母音=Vowelの頭文字 ”V” と表記しました。
子音=Consonantの頭文字 “C” と表記しました。
CVC+V+CVC のパターン
スペル | 発音記号 | 品詞 | 強形/弱形 |
chocolate | /ˈtʃɑːk.ə.lət/ | 名詞 | 強形 |
capital | /ˈkæp.ə.t̬əl/ | 名詞 | 強形 |
medicine | /ˈmed.ɪ.sən/ | 名詞 | 強形 |
CV+CV+CVC のパターン
スペル | 発音記号 | 品詞 | 強形/弱形 |
determine | /dɪˈtɝː.mɪn/ | 一般動詞 | 強形 |
pollution | /pəˈluː.ʃən/ | 名詞 | 強形 |
solution | /səˈluː.ʃən/ | 名詞 | 強形 |
VC+CV+CVC のパターン
スペル | 発音記号 | 品詞 | 強形/弱形 |
estimate | /ˈes.tə.meɪt/ | 一般動詞 | 強形 |
envelope | /ˈen.və.loʊp/ | 名詞 | 強形 |
internal | /ɪnˈtɝː.nəl/ | 形容詞 | 強形 |
CVC+CV+V のパターン
スペル | 発音記号 | 品詞 | 強形/弱形 |
history | /ˈhɪs.t̬ɚ.i/ | 名詞 | 強形 |
mystery | /ˈmɪs.tɚ.i/ | 名詞 | 強形 |
victory | /ˈvɪk.tɚ.i/ | 名詞 | 強形 |
CV+CV+CV のパターン
スペル | 発音記号 | 品詞 | 強形/弱形 |
holiday | /ˈhɑː.lə.deɪ/ | 名詞 | 強形 |
Jupiter | /ˈdʒuː.pə.t̬ɚ/ | 名詞 | 強形 |
tomato | /təˈmeɪ.t̬oʊ/ | 名詞 | 強形 |
CVC+V+CV のパターン
スペル | 発音記号 | 品詞 | 強形/弱形 |
Canada | /ˈkæn.ə.də/ | 名詞 | 強形 |
melody | /ˈmel.ə.di/ | 名詞 | 強形 |
liberty | /ˈlɪb.ɚ.t̬i/ | 名詞 | 強形 |